カンキツの苗木の質とその後の発育
カンキツの苗木の質とその後の発育
レコードナンバー | 80221 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20008726 | NACSIS書誌ID | AN00142396 |
著者名 | 森岡 節夫 平野 暁 | ||
書誌名 | 千葉県暖地園芸試験場研究報告 | ||
別誌名 | Bull. Chiba Hort. Exp. Sta. 千葉暖地園試研報 Bulletin of the Chiba Horticultural Experiment Station | ||
発行元 | 千葉県暖地園芸試験場 | ||
巻号,ページ | 4号, p.1-8(1973-03) | ISSN | 03887774 |
全文表示 | PDFファイル (419KB) | ||
抄録 | 1. カンキツの計画密植において,永久樹および間伐樹用の苗を選別する基準を知ろうとして,植付け時の苗の良否が,植付け後の生育の良否とどの程度一致するかを調査した。2. 従来一般におこなわれている基準にしたがって,観察によって等級を判定した場合には,1年生苗では,3段階に分けた植付け時の苗の等級が1年後にかなり大きく変動した。この変動は宮川早生において小さく,林温州において大きかった。また,2年生苗は1年生苗よりも変動が小さく,3年生苗はさらに安定度が高かった。また,植付け時の幹周と1年後における幹周との間の相関は,高令の苗ほど強かった。3. 1年生苗については,一般におこなわれている等級基準,幹径,苗の重量などは,植付け後の生育と関係が深かった。しかし,根の量や状態はその推定にはあまり適していなかった。4. 3年生苗については,単に幹周によって類別するよりも,樹の大きさを主とし,枝の分岐をあわせ考えた,観察による総合判定のほうが,定植後の生育と密接な関係があった。この場合においても,上苗(永久樹)中に,将来樹冠の大きさの劣るものがかなりあったが,永久樹としての適性の劣るものは比較的少なかった。 | ||
索引語 | 柑橘;せいちょう;なえ;苗;幹周;永久樹;生育;変動;カンキツ;基準;等級;良否;観察 | ||
引用文献数 | 6 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |