キュウリのくんたん耕における夏季のいちょう対策

キュウリのくんたん耕における夏季のいちょう対策

レコードナンバー80223論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20008726NACSIS書誌IDAN00142396
著者名酒井 俊昭
書誌名千葉県暖地園芸試験場研究報告
別誌名Bull. Chiba Hort. Exp. Sta.
千葉暖地園試研報
Bulletin of the Chiba Horticultural Experiment Station
発行元千葉県暖地園芸試験場
巻号,ページ4号, p.17-25(1973-03)ISSN03887774
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抄録1. 7号ていどの素焼ばちにくんたんを詰めてキュウリの苗を植え,3cmほど培養液を入れた栽溶槽で栽培を続けるくんたんはち栽培が,栽培家によって1968年から導入された。この方法は冬栽培では問題がなかったが,夏の栽培では収穫の始まるころから株がしおれて,収穫を1か月続けるのが困難であったので,その原因を知るため試験を行なった。2. 栽培者と同様な方法で栽培を試みた結果,摘心後に気温が35℃以上で快晴ならば確実にしおれ,株の老化が激しく,奇形果が多かった。これに対して培養液濃度を下げるために水と液を交互に送って栽培しでも効果がはっきりせず,むしろ減収となった。はちの上から液を滴下させると標準区の136%の収穫果数となった。これに対し液をはちのさんの下まですなわち10~11cmの深さまで液を入れ,液中に空気を送るとほとんど株のいちょうがみられず,収穫果数も標準区の142%となった。この場合根がはち内全体に広がり,底からも出て根量が多かった。3. 300 lの培養液量に対して通気量を1500cc/minとその1/2および1/4量とする区をつくったところ,通気量によって生育および収量にほとんど差がなかった。4. 供試している井戸水は不純物を含んでいるため,家庭用の軟化器で除塩をした水を用いたり,液濃度を標準より低目に維持したり,液が到達しないはちの上の部分に生もみがらを入れ,集積してくる窒素分を吸着させようとした。軟化水の発育がやや劣り,液濃度では明らかに低濃度で生育が劣り,収量が少なく,奇形果を増した。生もみがらをはちの上部に用いた場合の効果ははっきりしなかった。5. これらの試験を通じて,いずれのくんたん耕の果実も収穫後のしおれるのが早く,収穫翌日からすでに果肉の綿状化が始まった。しかし顕微鏡による観察では,導管などに変化はみられなかった。
索引語萎凋;季節;キュウリ;燻炭;栽培;液;栽培;はち;水;液濃度;株;キュウリ;収穫;方法;試験
引用文献数7
登録日2011年03月04日
収録データベースJASI, AGROLib

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