加工用無支柱トマト栽培の省力化に関する研究 第2報

加工用無支柱トマト栽培の省力化に関する研究 第2報

レコードナンバー83424論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00013929NACSIS書誌IDAN00121352
論文副題試作した果実搬送機および収穫機について
著者名有馬 博
土屋 敏夫
深谷 潔
中村 怜之輔
書誌名信州大学農学部紀要
別誌名Journal of the Faculty of Agriculture, Shinshu University
発行元信州大学農学部
巻号,ページ10巻・ 2号, p.75-114(1973-12)ISSN05830621
全文表示PDFファイル (2616KB) 
抄録1 加工トマト収穫作業の省力化を目的にして信州大学農学部農場研究室において果実搬送機(SK-38型,1968年)と収穫機(SU-73型,1973年)を試作した。2 果実搬送機はトラクタがけん引する2t積のトレーラの左側へ着脱自在な長さ5.3mのベルトコンベアその他を取りつけたもので手作業によって選択採取した果実をコンベア等でトレーラに搬送しトレーラ上で計量箱詰を行う機械である。3 果実搬送機の使用によって収穫作業を構成する単位作業や微細動作は関連づけられ労働強度の軽減には役立ったが作業能率はわずかにしか向上しなかった。4 収穫機はクローラ自走式全面1畦処理後面排出型の一挙収穫専用機であり自走部上にフィードローラ,フィードチェン,バーコンベアからなる掘上,ピックアップ,搬送装置とシフタ,排出速度調節用キャンバスからなる果実分離および茎の排出装置,逆転コンベア,スクレッパ,排出板からなるきょう雑物分離装置,およびベルトコンベアまたはホイルコンベアを使用した果実収容装置その他を搭載している。5 バーコンベアは先端部ではほ場の表層を浅く切削しトマトの株を切断することなく掘り上げるとともに茎からはなれて地表にある果実も合わせてピックアップしてシフタへ搬送する。フィドローラ,フィードチェンはバーコンベアの作用を助ける。6 シフタは揺動スライダクランク機構の連接棒と同様な振動を行い果実を茎葉と分離すると同時に茎葉を機体の後部に排出する。7 逆転コンベアはシフタ直下に装着された傾斜つきの広幅ベルトコンベアでシフタから落下する果実を果実収容部に転落させる。ベルトは果実の転落方法と逆方向に駆動され,土,石,枝葉等のきょう雑物を果実と分離する。8 加工トマトはほ場で駆動性,株の掘上,ピックアップ,果実分離,茎の排出,その他について実験した結果,バーコンベアの傾斜角度,バーの速度,シフタの大きさ,逆転コンベアの大きさ,台車の規模その他に欠点を認めたが試作実験機として一応の成果を得た。9 以上の結果,加工トマトの機械収穫は我国でも可能であり品種改良,畦型の改良など栽培分野からの研究,選果方法の研究と併行して収穫機開発のための研究を推進すべきだと考えられた。
索引語運搬;収穫;省力;トマト;果実;研究;コンベア;果実搬送機;シフタ;収穫機;試作;排出;分離;省力化
引用文献数16
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat