桑園病害虫防除機の試作改良に関する試験

桑園病害虫防除機の試作改良に関する試験

レコードナンバー93007論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00009368NACSIS書誌IDAN00142341
著者名関塚 昭男
坂本 昌夫
書誌名千葉県蚕業試験場報告
発行元千葉県蚕業試験場
巻号,ページ9号, p.1-30(1973-05)ISSN
全文表示PDFファイル (5074KB) 
抄録本試験は桑園管理の機械化体系を確立するための一環として着手したものであり、今後必然的に要求されるべきことを想定しながら桑園病害虫防除機の試作改良を行ったものである。1. 噴霧ノズルについては一般農事用として多数の種類が出廻っており、どれを取扱っても一長一短があり、その判定は難しいけれども、同一条件下で散布効果を期待するには葉の表面および裏面に比較的高い噴霧能力を示すものが理想的である。これらを考慮し、噴霧口を増やすなど、いろいろな方法が試みられてきているが、それらについては一定の形式があるわけではなく、試験の結果からは渦巻ノズルより扇形ノズルの方がやや噴霧効果が期待できるのではないかと思考される。なおここで問題となるのは、対象作物や対象病害虫などにより散布量や散布場所が異なるため全てに万能なノズルは不可能であると考えられるので、その都度薬剤が無駄なく均一に附着できるようなノズルを検討する必要があろう。2. 散布防除機については小型から大型のものまである。また散布方法にもいろいろとあり、その主なるものの一つは圃場内に入らずに散布する方法であり、他は圃場内にはいって散布する方法とであろう。この場合、圃場内に入っての作業は当然のことながら噴霧の精度が高いので、今後は圃場内にはいって散布する方法が主体となろう。また薬剤散布においては作業を合理化し、最小の労力で最大の面積が散布できるような作業が望ましいのであって、経営の中で規模、対象作物、圃場状況などを考慮し、最も経済的に能率が高まる方法を検討すべきであり、経営規模の小さいところでは、圃場状況さえ許せば防除作業はできるだけ共同して高性能の機械を用いるべきであろう。なお散布にあたっては病害虫が発生してから散布するのではなく、発生を予想して予防的措置を行えない、発生をできるだけ抑制するような防除体制が肝要であろう。3. 機械による防除作業については個人差があり、能率を算定する場合その個人差が数値として現われるため、回数を多く行ない許容時間を示す必要がある。また桑園の条件により機械の能率は制限されやすい。例えばハイスプレヤーのように散布ホースを操作する場合、畦の長さが長い程労力を要するため、これらの操作を少なくし能率を高めるには、畦の長さは25~30m程度にしておくことが必要と思われる。なお試作用防除機については1人操作のため畦が長ければ長い程能率の向上は期待される。
索引語機械;桑園;病虫害防除;散布;方法;能率;圃場内;ノズル;作業;機械;期待;発生;畦
引用文献数11
登録日2011年03月04日
収録データベースJASI, AGROLib

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