ナシの早期落葉に関する研究(1)

ナシの早期落葉に関する研究(1)

レコードナンバー110265論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016679NACSIS書誌IDAN00142421
論文副題早期落葉の様相と発生関連要因
著者名一鍬田 済
大野 敏朗
書誌名千葉県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Chiba-Ken Agricultural Experiment Station
別誌名千葉農試研報
Bull. Chiba Agric. Exp. Stn.
Bulletin of the Chiba Prefectural Agricultural Experiment Station
発行元千葉県農業試験場
巻号,ページ16号, p.1-10(1975-03)ISSN05776880
全文表示PDFファイル (932KB) 
抄録ナシの早期落葉の実態と発生関連要因を明らかにするために,二十世紀について散布薬剤の影響と遮光,多湿などの影響を検討した。その結果は次のとおりであった。1) 同一樹における枝別処理で薬剤の種類と落葉の関係を調査した結果,ボルドー液散布区の落葉率が低く,ポリオキシン散布区で明らかに高かった。落葉の発生は6月中旬から7月中句の間であるが,6月下旬あるいは7月上旬が最も多かった。また,落葉は果そう葉が主体で発育枝葉は少なかった。2) ボルドー液の散布回数と落葉の関係は,ボルドー液連続散布区で落葉率が最も低く,3回散布区がこれに次ぎ,1回散布区ではポリオキシン散布区と大差がみられなかった。3) 殺虫剤MEP剤の混用によってもボルドー散布区の落葉率は低く,MEP剤が落葉を助長する傾向はみられなかった。4) 石灰散布の影響は,炭酸カルシウム剤では明らかでなかったが,生石灰散布によってボルドー液散布に近い落葉率の低下がみられた。5) 散布薬剤が薬の生理機能に及ぼす影響は,ポリオキシン散布区の葉において同化能力の低下する傾向がみられた。また,葉内成分にも若干の変化がみられ,葉緑素含量もポリオキシン散布区が低い値であった。6) 自然形仕立幼木のポット試験によって遮光,多湿の影響を認査した結果は,遮光処理によって最も落葉が助長される傾向であった。7) これらの結果から,二十世紀における早期落葉の発生は,散布薬剤による葉の生理機能の低下と日照不良あるいは多湿などによる落の生理機能の低下が相互に関連して落葉を助長する要因となっているものと考えられる。
索引語落葉;早期落葉;影響;落葉率;ポリオキシン散布区;低下;二十世紀;葉;散布薬剤;遮光
引用文献数24
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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