ニカメイガの発生時期の予察(1)

ニカメイガの発生時期の予察(1)

レコードナンバー110272論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016679NACSIS書誌IDAN00142421
論文副題有効積算温度に基づく回帰式による予測
著者名遠藤 亘紀
書誌名千葉県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Chiba-Ken Agricultural Experiment Station
別誌名千葉農試研報
Bull. Chiba Agric. Exp. Stn.
Bulletin of the Chiba Prefectural Agricultural Experiment Station
発行元千葉県農業試験場
巻号,ページ16号, p.75-86(1975-03)ISSN05776880
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抄録千葉市系のニカメイガ個体群を用い温度と発育日数の関係について実験し,得られた温度定数の特性と,この定数による発蛾最盛日の予測法を検討した。1. 温度と各発育態にいたる発育速度の回帰から算出した発育零点は幼虫期が最も低い値であった。2. 温度と発育速度の回帰について,共分散分析法により発育の雌雄差を比較した結果,雌雄間に有意性は認められなかった。しかし,潜在的には差があるようで,普通期栽培から早期栽培への変化にともない,本種が早期稲に適応するための現象とみられた。3. 飼育実験から得られた越冬後の幼虫から羽化,第1世代の卵から羽化までの有効発育温量の理論値は,各々558日度,936日度であり,2世代を経過するには1500日度を要する。一方,野外で実際に必要とする温量を予察灯の誘殺曲線から求めた実測値は,各々423日度,1306日度であった。この理論値と実測値の差の原因について検討した結果,実測値を目的変数とすることの妥当性が認められた。しかし,この目的変数を予測する方法は直前予測にしか利用できないことが示された。4. 時期別の発育有効温量と発蛾最盛日の関係から,第1回成虫は,4月21日から4月30日の有効温量(X)および第2回成虫は6月1日から6月10日までの有効温量(X)によって,発蛾最盛日の長期予測ができた。得られた予測式はY=123.04-0.50X,r2=0.69(第1回成虫),Y=138.69-0.43X,r2=0.66(第2回成虫)である。5. さらに予測精度を高め,普遍性の高い予測式を導くために重回帰分析法による検討が必要である。
索引語有効温量;温度;予測;検討;ニカメイガ;回帰式;回帰;関係;発育速度;結果
引用文献数12
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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