ビワの摘果に関する研究(1)
ビワの摘果に関する研究(1)
レコードナンバー | 111893 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20008726 | NACSIS書誌ID | AN00142396 |
論文副題 | 摘果程度が果実の大きさ及び収量に及ぼす影響 | ||
著者名 | 中井 滋郎 平野 暁 | ||
書誌名 | 千葉県暖地園芸試験場研究報告 | ||
別誌名 | Bull. Chiba Hort. Exp. Sta. 千葉暖地園試研報 Bulletin of the Chiba Horticultural Experiment Station | ||
発行元 | 千葉県暖地園芸試験場 | ||
巻号,ページ | 6号, p.12-21(1975-03) | ISSN | 03887774 |
全文表示 | PDFファイル (612KB) | ||
抄録 | 1. ビワについての適正な着果程度及び着果方法を見出すため,環状剥皮を施した枝,施さない枝及び樹単位にいろいろの処理をして,果実の大きさ及び収量に及ぼす影響をみた。2. 1結果枝上の葉数が少ないほど,また,1果房あたり果数が多いほど,概して果実は小きかった。そして,果実の大きさはその結果枝上の1果あたり葉数によって規制されるようであった。しかし,結果枝の葉数がとくに多い場合にはこの関係は乱れた。3. 環状剥皮を施さない亜主枝ごとに1果あたり葉数をかえた場合には,1果平均重に大きな差は認められなかった。4. 環状剥皮を施した亜主枝ごとに1果あたり葉数をかえた場合の1果平均重は,果あたり葉数が増加するにしたがって大となったが,1果あたり葉数が10枚でほぼ一定となった。また,単位葉数あたりの収量は果あたり葉数が増加するほど減少した。5. 樹単位にみた場合,1果あたり葉数が増加するにつれて1果平均重は大となったが,単位葉数あたりの収量は減少した。そして,1果平均重がほぼ一定となる1果あたり葉数は約20枚であったが,より少着果の場合に1果平均重が一層大きい場合もあった。6. 樹ごとの葉数と1果あたり枝数との間には高い相関が認められたので,枝数を摘果の基準とすることは可能と思われる。その場合の両者の回帰式y(1果あたり枝数)=0.111x(1果あたり葉数)+0.157を得た。 | ||
索引語 | 果実;収量;摘果;ビワ;環状剥皮;1果平均重;果実;収量;一定;大きさ;増加;枝;ビワ;摘果 | ||
引用文献数 | 31 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |