人工飼料中の桑葉粉末量と原蚕の摂食および成育

人工飼料中の桑葉粉末量と原蚕の摂食および成育

レコードナンバー124831論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20008669NACSIS書誌IDAN00366054
著者名井口 民夫
中村 晃三
吉村 亮
新倉 克巳
野尻 邦雄
書誌名蠶絲試驗場彙報
別誌名Technical bulletin of Sericultural Experiment Station, Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries
Technical bulletin of Sericultural Experiment Station
蚕糸試験場彙報
発行元農林省蠶絲試驗場
巻号,ページ102号, p.59-68(1975-10)ISSN03853594
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抄録人工飼料に対する適合性の異なる種々の原蚕種を桑葉粉末量の異なる人工飼料で飼育して,掃立時の摂食性とその後の一定期間の発育を観察した.得られた結果は大略次のように要約される.1)人工飼料に対して適合性の高い品種では桑葉粉末量を増加しても掃立時の摂食がよくなることはなく,発育においてはむしろ桑葉粉末30%飼料の方が50%飼料より優る場合が多かった.今回供試した現行蚕品種のうち,日本種では日124号,日135号,日131号,太平,日136号が,また支那種では支133号がこれに該当する品種と思われた.2)人工飼料に対して適合性が著しく劣る品種では桑葉粉末量を多くすることによって摂食性を高め,発育も良くなり,成長のばらつきも小さくなる傾向を示したが,その成績は依然満足できるものではなかった.供試支那種のうちの宝鐘,支124号,支131号,支132号,支135号,代,麗玉,支136号等がこれに該当する品種であり,日本種はこれに該当する品種はなかった.3)人工飼料に対する適合性が中位の品種では飼料中の桑葉粉末量を30%から50%に増加することによって,掃立時の摂食は明らかによくなるが,成長は桑葉粉末30%飼料がむしろよい場合もあった.しかし発育のそろいの点では50%飼料区の方がよかった.供試現行蚕品種では日本種の日134号,日133号,日128号,日122号,日132号,支那種の支134号,支122号(太)等がこれに該当する品種であった.4)原蚕人工飼料育において毛振い率と10日後の生存数,体重および集団成長量の間には相関係数0.6以上の正の相関が,また体重の変動係数との間には同程度の負の相関が示され,毛振い率を用いて適合性検定することの妥当性が認められた.5)今回の結果をもとにして原蚕人工飼料育を考えると,掃立時の飼料には桑葉粉末を多く添加し,成長するにつれてその量を減ずる所謂桑葉粉末漸減法9)が現段階では安全な方法のように思われた.
索引語クワ;摂餌;養蚕;品種;桑葉粉末量;人工飼料;飼料;適合性;発育;該当;摂食;原蚕人工飼料育;成長
引用文献数14
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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