サトイモ・モザイク・ウイルスによるサトイモのモザイク病と大気汚染による葉の褐変症状との関係

サトイモ・モザイク・ウイルスによるサトイモのモザイク病と大気汚染による葉の褐変症状との関係

レコードナンバー131812論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016679NACSIS書誌IDAN00142421
著者名長井 雄治
荒井 啓
土居 養ニ
書誌名千葉県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Chiba-Ken Agricultural Experiment Station
別誌名千葉農試研報
Bull. Chiba Agric. Exp. Stn.
Bulletin of the Chiba Prefectural Agricultural Experiment Station
発行元千葉県農業試験場
巻号,ページ17号, p.59-69(1976-03)ISSN05776880
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抄録サトイモ・モザイク・ウイルス(DMV)によるサトイモモザイク病の発生実態を究明するとともに,光化学オキシダントによるとみられるサトイモ葉の褐変症状の発生とDMVとの関係について検討した。l. DMVによるサトイモモザイク病の病徴は不明瞭なモザイク症状と,ときにより生ずる軽いえそ斑点が特徴であるが,無病徴の場合も多かった。2. 県下の主要品種はすべてDMVに汚染されていたが,生育・収量に影響があるかどうか不明であった。3. サトイモ植物におけるウイルス粒子の分布は下位葉に多く,上位葉には少なく,とくに最上位葉には認められなかった。4. 褐変症状の発現する葉位とウイルス粒子の存在する葉位はほぼ一致していた。5. Filtered air chamber における再現試験の結果,大気汚染の影響の除かれている環境下では,ウイルスを接種しても褐変症状が起きなかった。6. 非浄化チャンバーでは,オキシダント発生後に,ウイルス接種区,無接種区のいずれにも褐変症状が起きたが,ウイルス接種区では褐変症状が促進される傾向が認められた。ただし,露地では,全般に激しい褐変症状が発生し,上記の傾向は認められなかった。7. 人工的オゾン接触装置において,サトイモ株を,0.2~0.25ppmのオゾンに5時間接触させたところ,オキシダント障害とよく似た障害が再現された。そして,この症状はウイルス接種区では若干強調されている傾向が認められた。8. 以上から,サトイモの褐変症状は,光化学オキシダントによる障害とみられるが,比較的低濃度のオキシダント発生時には,ウイルス感染株では,褐変症状が促進されることがあると考えられた。
索引語褐変症状;サトイモ;大気汚染;ウイルス;光化学オキシダント;葉位;促進;障害;モザイク;傾向
引用文献数11
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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