ナシチビガの交尾行動と処女雌の誘引効果

ナシチビガの交尾行動と処女雌の誘引効果

レコードナンバー131816論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016679NACSIS書誌IDAN00142421
著者名清水 喜一
書誌名千葉県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Chiba-Ken Agricultural Experiment Station
別誌名千葉農試研報
Bull. Chiba Agric. Exp. Stn.
Bulletin of the Chiba Prefectural Agricultural Experiment Station
発行元千葉県農業試験場
巻号,ページ17号, p.95-100(1976-03)ISSN05776880
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抄録ナシチビガの交尾行動に関する室内試験,野外における各種トラップを用いた誘引試験の結果,次のことが判明した。成虫の羽化が,ある特定の狭い時間帯に集中することはなかったが,昼間に羽化するものが多く雌では96%,雄では97%を占めていた。交尾は日没後3時間を中心におこなわれ,羽化後日数の経過とは関係なく一定であった。交尾率は羽化当日から高率(48%)であり,羽化2日後までほぼ一定であった。交尾に先立ち,雌はコーリングポーズをとり,雄はメーティングダンスをおこなうことが認められた。一度交尾した雌は再びコーリングポーズをとることはなく,雌の交尾は1回だけであったが,雄では2団交尾するものが36~43%と比較的多かった。また2回目の交尾時刻も1回目と同様であった。交尾継続時間は平均約60分であったが2回目の交尾ではやや長いようであった。雌の存在なしにも交尾時刻の少し前には雄の活性が高まり,性フェロモンを感じ反応を起こす以前に交尾行動が開始されていることが示唆された。野外におけるトラップでは処女雌単用の誘引効果はブラックライ卜のそれに優り,ブラックライトを併用しでも効果の増大はほとんど認められなかった。各種トラップに誘殺される雄のピークは日没後2~3時間を中心に認められ,室内で得られた結果とほぼ一致していた。雌の誘殺ピークは雄とは異なり,日没直後に認められたが誘殺数は少なかった。
索引語雌;雄;交尾;ナシチビガ;交尾行動;一定;交尾時刻;羽化;誘引効果;野外
引用文献数11
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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