Bacillus cereusの生産するブロテアーゼインヒビターの諸性質

Bacillus cereusの生産するブロテアーゼインヒビターの諸性質

レコードナンバー140044論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00013929NACSIS書誌IDAN00121352
著者名鴇田 文三郎
大谷 元
書誌名信州大学農学部紀要
別誌名Journal of the Faculty of Agriculture, Shinshu University
発行元信州大学農学部
巻号,ページ13巻・ 1号, p.1-12(1976-06)ISSN05830621
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抄録土壌を分離源として得た142株から,トリプシンインヒビター生産性最近1株を得た。その菌株の同定,さらに至適培養条件,生産インヒビターの精製法およびその性質について検討を行った。結果は次の如く要約される。1 本菌株はBacillus cereusと同定した。2 このB. cereusはグルコース1.5%,ペプトン3.0%およびカザミノ酸1.5%(初発pH7.0)よりなる培地100mlを500ml容フラスコで30℃,48時間の振盪培養(140r.p.m)において最もインヒビター生産が高い。3 本菌株により生産されたトリプシンインヒビターは,その培養口液より活性炭処理,エタノール抽出さらにSephaclex G-10,DEARセルロース,CM Sephadex C-25および不溶性トリプシンを用いたアフィニティーなどのカラムクロマトグラフィーにより精製した。4 この精製したインヒビターは分子量500以下の物質で,メタノール,エタノールおよびブタノールに可溶,醋酸エチル,ベンゼン,アセトン,エーテルおよびクロロホルムに不溶であった。また,20分間の煮沸に対して,pH1~3で安定,pH4~9で比較的安定であった。5 本インヒビターはさらに,トリプシンの他にパパインを活性阻害し,α-キモトリプシン,ペプシン,プロナーゼおよびナガーゼを阻害しなかった。また,各種最近,カビ,酵母に対する抗菌作用は認められなかった。なお,トリプシン阻害は拮抗型阻害と推定した。6 以上の結果から,本菌株の生産するプロテアーゼインヒビターは,既報のBacillus属生産蛋白態トリプシンインヒビターとは明らかに異なり,むしろ放線菌の培養口液より得られたロイペプチンと類似した点が多い。
索引語プロテアーゼ;Bacillus cereus;生産;本菌株;ブロテアーゼインヒビター;精製;同定;結果;培養口液;安定;生産インヒビター
引用文献数17
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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