多回育桑園の一収穫方法とその実績

多回育桑園の一収穫方法とその実績

レコードナンバー140404論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20008669NACSIS書誌IDAN00366054
著者名田辺 実
平岩 隆
書誌名蠶絲試驗場彙報
別誌名Technical bulletin of Sericultural Experiment Station, Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries
Technical bulletin of Sericultural Experiment Station
蚕糸試験場彙報
発行元農林省蠶絲試驗場
巻号,ページ103号, p.1-18(1976-07)ISSN03853594
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抄録年間,8回,等量等間隔で蚕を飼育する桑葉を過不足なく生産する目的から一形成の桑園を設定して次の結果を得た.1.稚蚕用桑は,わせみどり・改良鼠返・一ノ瀬を用いた.春切桑園,夏切桑園を設定し,それぞれを2区分して4桑園とし,同一桑園より年2回,新梢または条桑で収穫した.各蚕期の収穫枝条は,改良鼠返・一ノ瀬がわせみどりに比し長く,変色部より切り取った枝条の齢別条桑割合は,いずれの品種も3齢用桑が多く,1齢用桑と2齢用桑の差は小さかった.わせみどりによる1~3齢用桑の収量は,10株当り第2回蚕期が12.5kgで最も多く,第8回蚕期が7.0kgで最も少なかった.2.壮蚕用桑は,改良鼠返・大島桑を用いた.桑園は,春切桑園・2,夏切桑園・5に区分し,各桑園から年間2回,条桑を収穫した.桑園面積44aから収穫された桑葉からの飼育箱数は,改良鼠返では第3,2,5,7,8回蚕期が多く2.03箱~1.91箱,第4回蚕期が最も少なく1.66箱であり,大島桑は,第2,3回蚕期が1.85箱で最も多く,第8回蚕期が最も少なく1.18箱であった.年間飼育箱数の合計は,改良鼠返・14.92箱,大島桑・12.90箱となったがこの箱数は,最大量を飼育する蚕期の箱数を8倍した箱数に対し,改良鼠返・92%,大島桑・87%となる.なお蚕期別掃立箱数の最多と最少の差は,改良鼠返・0.37箱,大島桑・0.67箱であった.桑品種別の掃立箱数は,10a当り改良鼠返・3.39箱,大島桑・2.94箱であった.3.多回育桑園の収量を慣行の収穫法による春切りおよび夏切桑園の収量と比較すると,春切桑園に優り,夏切桑園とほぼ同様であった.4.多回育桑園は,故障株の増加が認められなかった.
索引語収穫;桑園;養蚕;改良鼠返;多回育桑園;大島桑;夏切桑園;桑;収穫;桑園;春切桑園;わせみどり;収量
引用文献数4
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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