交雑種比較試験データからみた家蚕における育種効果の評価

交雑種比較試験データからみた家蚕における育種効果の評価

レコードナンバー170435論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20008669NACSIS書誌IDAN00366054
著者名谷口 義雄
斎藤 滋隆
大塚 雍雄
書誌名蠶絲試驗場彙報
別誌名Technical bulletin of Sericultural Experiment Station, Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries
Technical bulletin of Sericultural Experiment Station
蚕糸試験場彙報
発行元農林省蠶絲試驗場
巻号,ページ106号, p.117-131(1978-01)ISSN03853594
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抄録蚕育種における近年の育種効果を評価し,問題点を検討するため,1954年から1973年にわたる20年間の農林省委託蚕品種性状調査成績を解析し,要約した.その結果は次の通りである.1.形質別にみると,最近の育種においては繭層重,繭糸量,生糸量歩合および小節点等には,明らかな育種効果が認められた.一方,これらの形質の改良に重点がおかれたため,繭重,収繭量では育種効果が低い傾向がみられた.2.主成分分析の結果,第1主成分は収繭量,繭糸量が多く,生糸量歩合が高いといった基本的な育種目標を総合した特性値であり,この特性値に対しても顕著な育種効果がみとめられた.しかし,内容的には,生糸量歩合の改良に重点が置かれてきたことも明らかであった.3.蚕品種の水準を向上するために対照品種の果たした先導的役割が大きいことが明らかになった.しかし,各形質とも最近においては過去にみられたような大きな育種効果は認められなかった.したがって,今後収繭量を含めてさらに蚕品種の水準を向上させるためには,限られたものだけではなく新しい血を育種素材に導入して先導的な役割を果たす品種を育成しなければならないことを指摘した.
索引語育種;カイコ;データ;育種効果;生糸量歩合;収繭量;評価;形質;蚕品種;繭糸量;改良;重点;特性値
引用文献数4
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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