アレチウリ(Sicyos angulatus L.)の台木利用に関する研究(2)

アレチウリ(Sicyos angulatus L.)の台木利用に関する研究(2)

レコードナンバー173569論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016679NACSIS書誌IDAN00142421
論文副題サツマイモネコブセンチュウに対する抵抗性
著者名萩谷 俊一
土岐 知久
書誌名千葉県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Chiba-Ken Agricultural Experiment Station
別誌名千葉農試研報
Bull. Chiba Agric. Exp. Stn.
Bulletin of the Chiba Prefectural Agricultural Experiment Station
発行元千葉県農業試験場
巻号,ページ19号, p.25-30(1978-03)ISSN05776880
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抄録帰化植物アレチウリをキュウリの台木として利用する際に同種がサツマイモネコブセンチュウに対し,どの程度の抵抗性を有するか知るために試験を行なった。その結果は次のとおりである。1. 25℃および30℃の恒温下でアレチウリ,カボチャ,キュウリの各苗にサツマイモネコブセンチュウの幼虫を接種したところ,14日後のアレチウリの根こぶの着生量は他に比べて少なく,25℃の根重量はもっとも多かった。2. 28℃の恒温下におけるサツマイモネコブセンチュウ汚染土壌で,アレチウリ,カボチャ,キュウリを育成した時の根長あたりの同センチュウ寄生量はアレチウリがもっとも少く,次にカボチャ,キュウリの順であった。なお抵抗性作物によく認められる細胞の壊死反応はアレチウリに観察されなかった。3. サツマイモネコブセンチュウ汚染土壌とD-D油剤で消毒した土壌で,アレチウリおよびカボチャを台木としたキュウリ,ならびに無接ぎ木キュウリを栽培したところ,移植24日後の汚染土壌における根内寄生虫の発育はアレチウリでは遅く,カボチャでは進んだ成虫が多かった。根1gあたりの寄生量もアレチウリは少なかった。しかしこの時のアレチウリ台キュウリの生育は同センチュウの寄生量が少いにもかかわらず,カボチャに比べて劣った。4. ビニールハウスのサツマイモネコブセンチュウ汚染土壌下における5月25日定植のアレチウリ台キュウリの収量土は収穫期間約35日のうち,上物本数で1株あたりカボチャ台に比べ5本,無接ぎ木に比べ約9本多かった。根こぶの着生もアレチウリ台では非常に少なかった。5. カボチャ,アレチウリの各台木別キュウリの跡地にトマトを栽培した結果,移植33日後でアレチウリ台木跡地のトマトの生育はカボチャ台木跡や無接木に優った。トマトの根内に寄生している同センチュウ数,及び51日後の土壌中の同幼虫数はアレチウリ台木跡が他の台木跡に比べ少ない特徴があった。
索引語アレチウリ;カボチャ;サツマイモネコブセンチュウ;キュウリ;根こぶ;寄生量;トマト;ウリ;Sicyos;台木
引用文献数8
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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