黄色灯照明のナシ園の吸蛾類に対する防除効果

黄色灯照明のナシ園の吸蛾類に対する防除効果

レコードナンバー173574論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016679NACSIS書誌IDAN00142421
著者名澤田 正明
書誌名千葉県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Chiba-Ken Agricultural Experiment Station
別誌名千葉農試研報
Bull. Chiba Agric. Exp. Stn.
Bulletin of the Chiba Prefectural Agricultural Experiment Station
発行元千葉県農業試験場
巻号,ページ19号, p.83-89(1978-03)ISSN05776880
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抄録棚仕立てしたナシ園における吸蛾類防除のための黄色灯照明の効果とその設置方法の検討のため,基礎調査および実証試験を印旛郡白井町の一般農家圃場および千葉市大膳野町の農試場内圃場で行い,次の結果を得た。1. 白井町のナシ園に飛来する主要な一次加害種はアケビコノハおよびアカエグリバの2種であった。これら2種の飛来盛期は8月第3~4半句ごろで,これまでの多くの報告と同様,果実の熟期と関連していた。2. 棚下に20W黄色または白色螢光灯を点灯したところ,吸蛾類の飛来は無照明区の12~15%であった。次年に全園を照明したところ,かなりの飛来がみられたことから,照明による飛来防止効果は認められるが,無照明部分があれば蛾はここに集中加害するものと思われた。3. 黄色螢光灯と白色螢光灯で吸蛾類の飛来防止効果に差は認められなかった。4. 槻上照明として棚上2mの高きに20W黄色螢光灯2灯を1本の柱の背中合わせに取り付け,30aに5か所点灯し,同時に棚下照明として地上60cmの高さに60W黄色電球を捌から吊り下げ,10aあたり8灯の場合と4灯の場合で,3年間その効果を比較検討したところ,4灯で実用上は十分な効果が得られた。5. 白井町試験園と農試場内試験園では,棚下照明の効果に違いがみられたが,その原因の一つとして,後者では棚面にかなりの隙間があり,棚上照明の光が棚下まで良く到達するため,前者に比べ棚上照明がより重要な役割を果しているためではないかと考えた。
索引語照明;飛来;螢光;ナシ園;アケビコノハ;アカエグリバ;次年;効果;光;黄色灯
引用文献数22
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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