水田における有機質汚濁水の浄化機能(1)

水田における有機質汚濁水の浄化機能(1)

レコードナンバー173576論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016679NACSIS書誌IDAN00142421
論文副題水田に流入した汚濁水の濃度変化を示す計算式
著者名白鳥 孝治
松丸 恒夫
森川 昌記
書誌名千葉県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Chiba-Ken Agricultural Experiment Station
別誌名千葉農試研報
Bull. Chiba Agric. Exp. Stn.
Bulletin of the Chiba Prefectural Agricultural Experiment Station
発行元千葉県農業試験場
巻号,ページ19号, p.101-107(1978-03)ISSN05776880
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抄録水田に流入した水溶性有機汚濁物質は,一次反応によって分解し,浮遊物質はストークスの法則に従って沈降すると仮定して,田面水の汚濁物質濃度の変化を計算し,(3)式および(6)式を得た。また,土壌の汚濁負荷量は田面水の汚濁浄化量に等しいと考えて,水田土壌の汚濁程度を示す計算式として(9)式を得た。実際に下水処理水を水田に送水して,圃場内におけるアンモニア態窒素,CODの濃度変化を測定したところ,水が常時送水されている状態では,田面水中濃度の実測値は計算式とよく一致した。ここに得られた実験式から水田内における自浄作用の強さを計算したところ,1日にアンモニア態窒素が約1/5,CODが約1/2に減少する程度であり,水田の自浄作用の強いことを知った。土壌汚濁負荷の一例として,土壌中アンモニア態窒素の圃場内濃度分布を測定して,計算式にあてはめたところ,両者は性格を異にしていた。多分,沈殿物による汚濁負荷,土壌中の汚濁物質分解能などによる修正が必要であろう。以上のように,水田に流入した有機質汚濁水の濃度変化を表わす計算式は,およそ(3)式に従うと思われるが,有機質汚濁水田の実態を表わすには,さらに数種の修正項を加えることが必要であると推察された。なお,水田内の汚濁濃度分布から考えて,有機質汚濁水をかんがいするときは,間断かんがいが有利であることを知った。
索引語水田;有機質汚濁水;計算式;田面水;COD;流入;濃度変化;計算;汚濁水;アンモニア態窒素
引用文献数3
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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