薬剤処理による落葉果樹の休眠打破に関する研究

薬剤処理による落葉果樹の休眠打破に関する研究

レコードナンバー174212論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00013929NACSIS書誌IDAN00121352
著者名森元 福雄
熊代 克巳
書誌名信州大学農学部紀要
別誌名Journal of the Faculty of Agriculture, Shinshu University
発行元信州大学農学部
巻号,ページ15巻・ 1号, p.1-18(1978-07)ISSN05830621
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抄録1 1975年11月から1976年2月にかけて,リンゴ「ふじ」,セイヨウナシ「バートレット」,モモ「缶桃2号」およびブドウ「巨峰」に石灰窒素浸出液(20%)を散布した後,枝を採取して加温発芽させたところ,どの果樹に対しても顕著な休眠打破効果が認められた。2 1976年11月から12月にかけて,「ふじ」,「バートレット」および「巨峰」から枝を採取し,芽に,石灰窒素,チオ尿素,硝酸カリおよびメリットの液を単独または混合して塗布したところ,どの果樹に対しても,石灰窒素を含む処理をした場合にのみ顕著な休眠打破効果が認められた。3 上記と同時期に,「ふじ」および「バートレット」の鉢植樹に対して,石灰窒素,チオ尿素,硝酸カリおよびメリットの液を単独または混合して散布したところ,両果樹とも,石灰窒素を含む処理をした場合にのみ顕著な休眠打破効果が認められ,そして新芽の伸長も促進された。4 「ふじ」の切枝に対して,石灰窒素の10,20および30%浸出液の塗布処理をしたところ,花芽に対しては20および30%液が10%液よりも効果がまさり,一方葉芽に対しては30%液が最も効果が高かった。また,石灰窒素浸出液に展着剤を加用したところ,無加用に比べてわずかに効果が高かった。5 石灰窒素浸出液による休眠打破効果が最も顕著であったのは,どの果樹においても,芽がわずかに低温に遭遇して休眠がやや浅くなった時期であった。6 石灰窒素浸出液による休眠打破効果を低温量に換算したところ,自然の休眠打破に必要な7.2℃以下の積算時間の,「ふじ」の花芽では約50~60%,「バートレット」の花芽では約20~30%,「缶桃2号」の葉芽では約50%そして「巨峰」では約60~65%に相当し,そしてRICHARDSON氏らが提唱した必要積算低温単位の,「ふじ」の花芽では約25~35%,「バートレット」の花芽では約5~10%,「缶桃2号」の葉芽では約5%そして「巨峰」では約35~40%に相当した。
索引語果樹;休眠;農薬;落葉;液;ふじ;石灰窒素;効果;バートレット;休眠打破効果;花芽;巨峰;石灰窒素浸出液;相当
引用文献数31
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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