養蚕飼育規模別にみた養蚕技術の実態分析(5)

養蚕飼育規模別にみた養蚕技術の実態分析(5)

レコードナンバー181217論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20008669NACSIS書誌IDAN00366054
論文副題収繭作業能率とそれを支配する要因
著者名真下 昭六
叶内 朝治
須田 保明
高林 菊次
石川 誠男
書誌名蠶絲試驗場彙報
別誌名Technical bulletin of Sericultural Experiment Station, Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries
Technical bulletin of Sericultural Experiment Station
蚕糸試験場彙報
発行元農林省蠶絲試驗場
巻号,ページ107号, p.17-26(1978-09)ISSN03853594
全文表示PDFファイル (435KB) 
抄録収繭作業について群馬県内の2集落に属する計24戸の農家を対象に調査し,飼育規模と作業能率との関係および作業能率を支配する要因について分析を行った.1.調査対象農家の収繭機具をみると,脱繭手段としては1トン以下の農家では脱繭くし,1~2トンの農家では足踏収繭機,2トン以上の農家では足踏収繭機と収繭毛羽取機の両方を使っており,飼育規模による明らかな相違がみられたが,毛羽取機では24戸中22戸までが動力付きで飼育規模による違いはなかった.2.収繭の全作業時間の中に占める女性作業時間の割合は蚕期を問わず全農家平均で約60%と高かったが,それは規模が小さくなるほどより高い傾向を示した.3.上繭収量と上繭1kg当り収繭作業能率との間にはいずれの蚕期においても有意の負の相関が認められた.4.収繭作業は蔟おろし,脱繭,毛羽とり,選繭,出荷作業などから構成されているが,脱繭・毛羽とり,選繭・出荷作業においては明らかに規模が大きいほど作業能率が高かった.5.足踏収繭機による脱繭作業は脱繭くしよりはるかに能率的で,実測調査によれば主体作業においては足踏収繭機は脱繭くしの約40%の時間で作業が行われるが,付帯作業では農家間の変異も大きく,差がみられなかった.6.回転蔟とわら蔟との上繭1kg当り脱繭作業能率を比較すると回転蔟はわら蔟の24%の時間ですむことが示された.また,わら蔟の使用率は1トン以下の小規模階層が高く,この階層の作業能率を低める要因の一部と考えられた.7.脱繭と毛羽とりが1工程でできる収繭・毛羽取機による脱繭・毛羽とり作業は足踏収繭機あるいは脱繭くしと動力毛羽取機の2工程作業に比較してそれぞれ59%,43%の時間で作業ができるが,収繭毛羽取機においては汚れ繭除去作業に他の2工程作業よりも多くの労力を要することが示された.
索引語作業;まゆ;養蚕;時間;わら蔟;足踏収繭機;作業;農家;収繭;毛羽取機;蚕期;回転蔟;要因
引用文献数7
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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