四輪トラクタ用高速条桑収穫機と台車式飼育装置とを組合せた育蚕作業体系

四輪トラクタ用高速条桑収穫機と台車式飼育装置とを組合せた育蚕作業体系

レコードナンバー181218論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20008669NACSIS書誌IDAN00366054
著者名岩田 益
内田 信
河原 浩
書誌名蠶絲試驗場彙報
別誌名Technical bulletin of Sericultural Experiment Station, Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries
Technical bulletin of Sericultural Experiment Station
蚕糸試験場彙報
発行元農林省蠶絲試驗場
巻号,ページ107号, p.27-52(1978-09)ISSN03853594
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抄録九州支場で開発した四輪トラクタ用高速条桑収穫機と台車式飼育装置を組合せ,春切桑園1haを供試して初秋蚕期に夫婦組作業,蚕種10箱の規模で4齢期以降,桑収穫から飼育,上蔟,収繭までの育蚕作業能率を検討した.その大要は次のとおりである.1.本収穫機による採桑作業は刈取った条桑を集積するコンテナを積載したトレーラをトラクタでけん引し,女子はトラクタの運転と条桑の刈取りを行い,男子はトレーラに乗り刈取った条桑をコンテナに集積するという2人組作業であって,1畦1工程で収穫し,飼育場所へ運搬したコンテナは貯桑せず,試作昇降型運搬車に積替えて給桑台車に移し,給桑する手順で行った.2.蚕種1箱当たりの全作業時間は1,238分,作業別では飼育が360分と最も多く,収繭310分,上蔟308分,採桑168分,蚕座片づけ92分の順となり,全作業に対する割合はそれぞれ29.4,25.0,24.9,13.6,7.4%であった.3.飼育10箱分の収繭量は312kgであって,普通繭1kg当たりの延作業時間は39.7分という高能率になった.4.4,5齢期の飼育に8,500kgの条桑を刈取り,1箱当たりの採桑時間は168分で,工程別の割合は刈取り45%,運搬40%,その他5%であった.条桑100kgの刈取り経過時間は9.9分/組で,1時間当たり606kg,10a当たり127分/組という作業能率となり,全作業時間の短縮に著しい効果のあることを認めた.5.飼育の作業工程別時間のうち,給桑は蚕種1箱当たり180分と最も多かったが,条桑100kg当たりでは約20分であって,貯桑を行わず,約160kgの条桑を集積したコンテナを昇降型運搬車に積替えて給桑台車に移して給桑したため高能率となった.上蔟および収繭は慣行なみの作業時間であった.6.日別作業別時間のうち,4齢2日目に231分と齢中のピークを示した.5齢期のピークは5日目,組作業の作業経過時間は336分であったが,8時間当たり処理可能箱数は14.3箱に相当しかなりの時間的余裕があった.上蔟は3日間にわたったが,1日8時間以内で終了した.収繭2日目の作業は590分となり,日別作業中で1日だけ10時間作業となった.7.コンテナに条桑を積載した状態で貯桑する場合,床面を板張りしたコンテナでは条桑打ちの温度が上昇して使用できなかったが,ポリネット張りにすれば換気が良好となり,夕刻から翌朝まで貯桑が可能であると考えられた.
索引語機械;作業;収穫;装置;トラクタ;養蚕;上蔟;収繭;貯桑;コンテナ;作業;飼育;四輪トラクタ用高速条桑収穫機;台車式飼育装置;作業時間;給桑
引用文献数23
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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