メヒシバの発生・生態的特性と防除に関する研究

メヒシバの発生・生態的特性と防除に関する研究

レコードナンバー191947論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016679NACSIS書誌IDAN00142421
著者名竹内 栄次郎
三輪 晋
書誌名千葉県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Chiba-Ken Agricultural Experiment Station
別誌名千葉農試研報
Bull. Chiba Agric. Exp. Stn.
Bulletin of the Chiba Prefectural Agricultural Experiment Station
発行元千葉県農業試験場
巻号,ページ20号, p.163-170(1979-03)ISSN05776880
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抄録畑地雑草の中で強害草であるメヒシバの耕起時期の異なる発生相および生産種子の発芽について検討した。(1) 耕起時期別の発生を検討した試験では,いずれの処理区でもメヒシバの発生は4月以前には認められなかった。発生割合が全発生株の80%以上に達する期間は,4月耕起で90日以上,5月耕起で60日,6月以降耕起では約30日であった。(2) 耕起時期別の生育相は,4月15日以前耕起の場合は遅く,45日に分枝が認められ,60日で草丈が10cmに達する程度であった。5月耕起では45~60日の間の生育量が大きく,分枝,生体重の増加が著しかった。6月耕起では30日に分枝が認められ,草丈の伸長,生体重の増大は,全耕起時期の中で最大であった。各区の生育量は,6月15日耕起区をピークにし,それ以降は減少した。出穂,結実は,4月~8月耕起の中では,高温時に発生したものほど短期間で出穂,結実した。(3) 耕起時期の異なるメヒシバから採取した種子の温度別の発芽率は,20℃恒温条件下では5月耕起から採取した種子が高く,6~8月耕起から採取した種子では低く,低温条件下では発芽力に差が認められた。25℃恒温条件下では5月~7月耕起から採取した種子の発芽は差が認められないが,8月耕起から採取した種子の発芽力は低かった。30℃恒温条件下でも同様の傾向で,8月以降の耕起区から採取した種子の発芽力は低かった。(4) 耕起時期の異なるメヒシバから採取した採取時期別種子の翌年における播種時期別の発生については,いずれの播種区でも9月結実種子の発生速度が速く,発生率も高かった。5月耕起区から8月2日および17日に採種した結実種子は,翌年の4~5月播種の場合は高い発生率を示したが,6月以降播種では,かなり発芽力が低下することが認められた。(5) 以上のことから,メヒシバの防除には前年の発生時期や,その年の耕起時期を十分考慮する必要があると考えられた。とくに9月に結実し落下する種子は,翌年の発生が多いので十分な防除が必要と考えられた。
索引語種子;メヒシバ;発生;採取;発芽力;防除;結実;5月耕起;分枝;8月耕起
引用文献数16
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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