木曾駒ケ岳の哺乳動物に関する研究(5)

木曾駒ケ岳の哺乳動物に関する研究(5)

レコードナンバー193385論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00013929NACSIS書誌IDAN00121352
論文副題木曾駒ケ岳東斜面におけるミズラモグラ(Euroscaptor mizura)の生息確認について
著者名鈴木 茂忠
宮尾 嶽雄
西沢 寿晃
高田 靖司
書誌名信州大学農学部紀要
別誌名Journal of the Faculty of Agriculture, Shinshu University
発行元信州大学農学部
巻号,ページ16巻・ 1号, p.43-52(1979-07)ISSN05830621
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抄録ミズモグラ(Euroscaptor mizura)は,本州だけに分布が限られ,その近縁種を中国大陸南西部およびその辺縁にのみ有する,飛石的分布を示している。本州のモグラ種(Talpinae)のうち,最も古い型のものであろう。ミズモグラの採集・発見例はきわめて少なく,本州における分布の様相はまだ十分に明らかではない。長野県下においては,従来,飛騨山脈,三国山脈,赤石山脈,八ヶ岳山塊,筑摩山地(中央山地)から十数頭が発見されているのみで,木曽山脈にはその記録がなかった。著者らは1978年7月8日,木曽山脈の主峰木曾駒ヶ岳の高山帯(海抜2,700m)において,ミズモグラ雌1頭の屍体を入手することができ,木曽山脈にも本種が生息することを明らかにした。計測値は次の如くであった。体重16.8g,頭胴長95.0mm,尾長22.0mm,後足長13.7mm(爪とも15.8mm),前足長11.8mm(爪とも15.7mm),前足幅11.7mm。なお,頭骨は粉砕されていて計測は不可能であった。従来の記録を整理すると,長野県下では高山帯および亜高山帯の森林と草原が本種の生息域となっている。しかし,山梨県,群馬県,青森県,広島県などでは山地帯からも発見されており,長野県下においても,将来,さらに低所で本種が発見される可能性があるだろう。
索引語山岳;斜面;長野県;哺乳動物;野生動物;発見;本州;長野県下;木曽山脈;本種;ミズラモグラ;ミズモグラ;分布;高山帯;記録
引用文献数14
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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