栽培施設の環境条件と果菜類の生育収量に関する研究(1)

栽培施設の環境条件と果菜類の生育収量に関する研究(1)

レコードナンバー211874論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016679NACSIS書誌IDAN00142421
論文副題環境条件とトマトの生育・収量
著者名井上 満
所 重雄
書誌名千葉県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Chiba-Ken Agricultural Experiment Station
別誌名千葉農試研報
Bull. Chiba Agric. Exp. Stn.
Bulletin of the Chiba Prefectural Agricultural Experiment Station
発行元千葉県農業試験場
巻号,ページ21号, p.139-155(1980-03)ISSN05776880
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抄録ビニールハウス,ガラス室,FRA板ハウスに越冬トマトを栽培して,施設の種類別の環境条件とそれによって生じる栽培上の特性を明らかにしようとした。1. ガラス室とFRA板ハウスは光透過率が高く,日射量が多く,経年変化が少なかったが,ビニールハウスはいずれも低く,経年変化が激しかった。散乱光はFRA板ハウスとビニールハウスが多かったが,ガラス室は半分以下であった。2. 空中湿度はビニールハウスが高く,ガラス室とFRA板ハウスは平均3~4%低かった。被覆材内面の水滴の付着量はビニールハウスが多く,次いでガラス室で流滴剤を使用したFRA板ハウスは最も少なかった。3. 畦別の気温地温は各施設とも南側の畦ほど高く,北側ほど低い傾向であったが,FRA板ハウスは比較的均一であった。畦方向位置別の温度差はガラス室とFRA板ハウスが少なかった。気温と地温の較差はガラス室が大きく,次いでFRA板ハウスで,展張3年目のビニールハウスは最も少なかった。保温力はガラス室とFRA板ハウスが同程度で高く,ビニールハウスは0.6℃低かった。4. 換気率はFRA板ハウスが0.5~0.7回で低く,次いでビニールハウスの0.9~1.0回,ガラス室の0.7~1.2回であった。5. トマトの蒸散量と蒸発量はFRA板ハウスが多く次いでガラス室,ビニールハウスの順で,乾物率も同様の傾向であった。6. 施設別のトマトの生育は,TVR-2ではガラス室が良く,愛知ファーストではビニールハウスが良かった。上物収量は,ガラス室とFRA板ハウスが毎年多くビニールハウスは低く,空洞果などの不良果が増加した。7. 畦別のトマトの生育は,ビニールハウスの北側の畦が劣ったが,ガラス室FRA板ハウスは比較的均一であった。収量は各施設とも南側の畦が多かったが,ビニールハウスは南側ほど下物果が多かった。8. 畦の位置別のトマトの生育は,ガラス室とFRA板ハウスの南側第1畦は中央部が最も良かったが,第3畦は西側が良かった。ガラス室とFRA板ハウスの収量は中央部が低く東西が高くなる傾向であった。
索引語FRA板ハウス;ガラス室;ビニールハウス;トマト;畦;生育;環境条件;収量;南側;傾向
引用文献数14
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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