規模拡大と飼育用施設に関する時系列的分析

規模拡大と飼育用施設に関する時系列的分析

レコードナンバー213827論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20008669NACSIS書誌IDAN00366054
著者名真下 昭六
書誌名蠶絲試驗場彙報
別誌名Technical bulletin of Sericultural Experiment Station, Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries
Technical bulletin of Sericultural Experiment Station
蚕糸試験場彙報
発行元農林省蠶絲試驗場
巻号,ページ110号, p.33-43(1980-04)ISSN03853594
全文表示PDFファイル (474KB) 
抄録昭和43年に群馬県内の養蚕主産地の5市町村に属する1t以上の大規模養蚕農家18戸を選定し,昭和35年から52年までの18年間にわたる飼育規模拡大過程と飼育施設との関連を時系列的に調査分析した.1.規模拡大の様相を平均収繭量の動きからみると昭和35年から41年,42年から48年,49年から52年の3期に大別できた.第1期に平均収繭量は1tを超えたが,その期間の対前年増加率は平均5%と緩やかであり,第2期は対前年増加率平均10%強で顕著な規模拡大が達成され,48年には平均値は最高に達した.第3期は平均収繭量の伸びは止まり,ほぼ横ばいの推移を示した.2.1戸当り飼育施設面積の推移をみると第1期は対前年増加率平均4%と僅かで,比較的緩やかな収繭量の伸びと対応した.第2期は新増設が盛んに行われ,対前年増加率は平均8%で,とくに42,43,47年は10%以上で,その時期の収繭量の急激な伸びと対応した.第3期は平均収繭量は横ばいであったが,施設面積は対前年増加率平均3.5%で僅かながら増加した.3.飼育施設の種類は年次により顕著に変化した.昭和30年代は母屋2階とバラック蚕舎の占める割合が高かったが,41年頃から急減し,代わって軽石ブロック蚕舎や鉄骨蚕舎とくに後者が急激に増加し施設の主体となった.木造蚕舎は各年次にわたりほぼ3割前後の面積割合を占めた.4.新設施設1棟当り面積は平均して40年頃までは100m2前後,41年より170m2以上,47年以降200m2を超え,40年以降は300m2以上の大型蚕舎(鉄骨または木造)も出現し,時期を追って大型化する傾向を示した.これらの新設には融資制度資金が大きく活用された.5.飼育施設の変遷と飼育技術の発展とは相互に関連し合い飼育規模の拡大と裏付けとなることが認められた.
索引語施設;数学;農業経営;養蚕;平均収繭量;規模拡大;収繭量;飼育施設;増加;対前年増加率;平均;横ばい;推移;対応
引用文献数9
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat