各種分析法による土壌中のリン酸含量とリンゴ,ナシ及びモモ樹の生育,収量及び果実品質との関係

各種分析法による土壌中のリン酸含量とリンゴ,ナシ及びモモ樹の生育,収量及び果実品質との関係

レコードナンバー223362論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00013929NACSIS書誌IDAN00121352
著者名建石 繁明
熊代 克巳
書誌名信州大学農学部紀要
別誌名Journal of the Faculty of Agriculture, Shinshu University
発行元信州大学農学部
巻号,ページ17巻・ 2号, p.101-115(1980-12)ISSN05830621
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抄録有効態リン酸をほとんど含まない火山灰土壌を用いて,リンゴ,ナシ及びモモを大型コンクリート枠に栽培し,リン酸の肥効を調査したところ,次のような結果が得られた。1 リンゴ,ナシ及びモモの樹体の生育,花芽形成数及び収量は,リン酸の少量施肥(土壌のリン酸吸収係数の2.5%相当量)によって促進され,さらにそれ以上リン酸を施用(土壌のリン酸吸収係数の5及び10%相当量)してもほとんど効果はなかった。2 果実品質は,各果実とも,リン酸施用量の影響は明瞭には認められなかったが,リン酸施用量の増加にともなって酸含量がわずかに低下する傾向にあった。3 葉分析の結果,各果樹とも,リン酸無施用区の葉内リン含量は著しく低かったが,リン酸を施用した3区の間には差が認められなかった。4 リン酸施用量の増加にともなって,各種分析法による土壌中のリン酸含量,すなわち0.2N塩酸抽出法及びTruog法による有効態リン酸,Bray第1法による吸着リン酸,Bray第2法による酸可溶+吸着リン酸,Ca型,Al型及びFe型の各形態別リン酸及び過塩素酸分解法による全リン酸の含量は著しく増大した。しかし,その増加度は分析法によって異なった。そして,リン酸吸収係数は,リン酸施用量の増加にともなってわずかに低下した。5 幹周肥大量,花芽形成数及び収量と各種分析法による土壌中のリン酸含量との相関係数を調べた結果,Al型リン酸との相関が最も高かった。6 各果樹におけるリン酸少量施用区のリン酸含量を仮の最適値として,土壌中のAl型リン酸含量から適正リン酸施肥量を算出する計算式を提出した。
索引語果実;せいちょう;土壌化学;ナシ;分析;モモ;リンゴ;リン酸;リン酸;リン酸含量;リン酸施用量;各種分析法;リンゴ;ナシ;収量;有効態リン酸;増加;酸
引用文献数25
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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