畑状態下での腐植酸塩およびニトロフミン酸塩のリン酸固定抑制
畑状態下での腐植酸塩およびニトロフミン酸塩のリン酸固定抑制
レコードナンバー | 223365 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00013929 | NACSIS書誌ID | AN00121352 |
著者名 | 橋本 雄司 中路 勉 大槻 貞男 | ||
書誌名 | 信州大学農学部紀要 | ||
別誌名 | Journal of the Faculty of Agriculture, Shinshu University | ||
発行元 | 信州大学農学部 | ||
巻号,ページ | 17巻・ 2号, p.153-163(1980-12) | ISSN | 05830621 |
全文表示 | PDFファイル (598KB) | ||
抄録 | 腐植酸塩,ニトロフミン酸塩が,畑状態のもとで土壌に加えられたリン酸の固定を抑制しうることを明らかにするため,腐植酸塩,ニトロフミン酸塩を処理(施用)した東岩永赤色土壌,阿そ火山灰土壌,秋芳洞内白色土壌にリン酸一石灰を施用し,灌水,乾燥後,水溶性リン酸,トルオーグ可溶性リン酸,0.2N塩酸可溶性リン酸を定量した。(1)腐植酸塩,ニトロフミン酸塩はすべての土壌の水溶性リン酸を増加させ,東岩永赤色土壌のいくつかの処理を除き,トルオーグ可溶性リン酸および0.2N塩酸可溶性リン酸の両者またはいずれかを増加させた。(2)水溶性リン酸,トルオーグ可溶性リン酸,0.2N塩酸可溶性リン酸の比は,controlと処理とでは異なり,処理間でも相違した。腐植酸,ニトロフミン酸の各塩のリン酸固定抑制にはそれぞれ特徴があり,処理した土壌によってもそれは異なることがわかった。(3)既報1-5)においては,土壌に処理(施用)した腐植塩酸,ニトロフミン酸塩が,処理土壌によるリン酸塩溶液よりのリン酸固定を抑制することを知ったが,本報実験では,畑状態下の処理土壌に加えられた水溶性リン酸塩の固定も抑制することを知った。 | ||
索引語 | 土壌化学;畑;腐植;有機酸;リン酸;ニトロフミン酸塩;腐植酸塩;処理;土壌;抑制;水溶性リン酸;施用;トルオーグ可溶性リン酸;0.2N塩酸可溶性リン酸;酸 | ||
引用文献数 | 12 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |