野菜に対する下水処理汚泥の施用効果

野菜に対する下水処理汚泥の施用効果

レコードナンバー260187論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016679NACSIS書誌IDAN00142421
著者名安藤 光一
岡部 達雄
白崎 隆夫
松本 直治
書誌名千葉県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Chiba-Ken Agricultural Experiment Station
別誌名千葉農試研報
Bull. Chiba Agric. Exp. Stn.
Bulletin of the Chiba Prefectural Agricultural Experiment Station
発行元千葉県農業試験場
巻号,ページ23号, p.99-106(1982-03)ISSN05776880
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抄録石灰を凝集剤に使用している汚泥の農地施用における石灰効果の有無とその適正施用量について検討を行い,作物の生育収量および土壌に及ぼす影響,並びに重金属蓄積および吸収について調べた。1)コカブおよびダイコンでは,汚泥施用効果は認められず,とくにダイコンでは品質低下が著しかった。またレタスへの汚泥施用効果は比較的少なく,年0.2t/aが適量となった。2)キャベツ,ホウレンソウおよびハクサイには,汚泥施用効果は明らかに認められ,施用量はキャベツでは年1.0t/a以上,ホウレンソウでは年0.5t/a,ハクサイでは年0.1t/a~0.5t/aとなった。3)汚泥を年0.2t/a以上施用すると,表層腐植質黒ボク土で土壌pHの上昇,置換性石灰含量の蓄積がみられ石灰飽和度は100%を越えた。4)作物栽培試験の結果からは施用適量が年0.5t/a以上に達するものもあったが,土壌化学性変化の判断も加えると,汚泥の施用量は年0.2t/a前後が限界と思われた。5)汚泥の石灰効果は,苦土炭カルの石灰とほぼ等しい効果を示すが,苦土の増加効果は認められず苦土を含めた土壌管理が必要となった。6)銅,カドミウム,鉛などの重金属は可溶態成分量も少なく,作物への吸収もなかった。しかし,亜鉛は0.1 N HClで土壌から溶出する量は少ないが,作物体に吸収される量は汚泥施用を増すにつれて増加するため,これにかわる分析法の確立が必要となった。
索引語施肥;汚泥;野菜;下水
引用文献数10
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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