ヨスジハゼParioglossus taeniatus(REGAN)の繁殖習性と卵内発生

ヨスジハゼParioglossus taeniatus(REGAN)の繁殖習性と卵内発生

レコードナンバー262433論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20005598NACSIS書誌IDAN00040498
著者名四宮 明彦
土屋 隆文
今井 貞彦
書誌名鹿兒島大學水産學部紀要 = Memoirs of the Faculty of Fisheries, Kagoshima University
別誌名鹿児島大学水産学部紀要
発行元鹿兒島大学水産學部
巻号,ページ30巻・ p.247-255(1981-12)ISSN0453087X
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抄録1.1979年11月~1981年3月,沖縄,石垣島川平湾産のヨスジハゼの成魚9尾(♂6:♀3)を60lの室内小型水槽に飼育した.6月中旬~10月初旬に8回,12月に2回の産卵が観察された.2.二次性徴としては,雄が大きく,より大きな第一背鰭では,第3,第4棘条が突出する.尾鰭の上葉と下葉の末端が延長し生殖突起の形状も異なる.3.多くのハゼ類のように雄が主導的に営巣,求愛して雌に産卵させ,ふ化までの保護にあたる.水槽内では,同性間で闘争を行う.4.雄の求愛動作は,雌への接近と停止を繰り返しながら第二背鰭と臀鰭を誇示した後,側方へまわり,頭部を左右に数回振るものである.この動作は同属のサツキハゼのものと基本的には似ているが,細部では異なる.5.産卵に先立ち,1,2日間の「巣ごもり」がみられる.6.日照時間を一定にした飼育下では,23℃以上の水温が産卵の条件であった.7.成魚は河口の汽水域にも見られるが,産卵は全海水下でも充分行ない得る.8.卵は長径1.03mm,短径0.52mmの紡錘形で長軸の一端に付着糸叢を持つ.1回に400~800個の卵を産出する.9.卵は26~29℃で約3,4日かかってふ化する.産卵時刻は日没後~夜間であるがふ化時刻は一定していなかった.10.ふ化直後の仔魚は全長1.8mm内外で,体後部の背腹正中線上に各々4,5個の黒色素胞を持つ.ふ化仔魚は,飼育を試みたが,ふ化後3~4日ですべて斃死した.
索引語繁殖;発生;魚類(種別);魚卵
引用文献数5
登録日2011年12月08日
収録データベースJASI

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