山羊胸腺の退縮過程におけるハッサル小体と嚢胞の機能形態について

山羊胸腺の退縮過程におけるハッサル小体と嚢胞の機能形態について

レコードナンバー270770論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00013929NACSIS書誌IDAN00121352
著者名大島 浩二
松尾 信一
書誌名信州大学農学部紀要
別誌名Journal of the Faculty of Agriculture, Shinshu University
発行元信州大学農学部
巻号,ページ19巻・ 2号, p.105-116(1982-12)ISSN05830621
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抄録山羊12頭を用い,胸腺の退縮過程について肉眼解剖およびハッサル小体や嚢胞の機能形態について光学顕微鏡的観察により検討を行ない,その結果は次の通りであった。1 仔山羊の胸腺は胸葉,頸葉,頭葉からなり,生長するにつれて頭葉から頸葉,そして胸葉へと退縮が進んで脂肪変性を示した。2 山羊の胸腺ハッサル小体は髄質の細網細胞の変性によって生じ,その後,腺体の退縮にともなって大形化し,同心円状構造を呈した。また,成山羊では実質がかなり萎縮しているので,ハッサル小体の密度は若齢のものより高くなっていた。特に,死亡個体では各三葉に成体のものの10倍以上多くのハッサル小体が存在していた。3 下痢のために死亡した個体の胸腺は事故的退縮のため著しく萎縮し,髄質には多くのハッサル小体や小血管が存在していたが,脂肪組織は全く認められなかった。また,雄性ホルモン投与個体では対照のものより重量が減少していたが,組織学的には明らかな差異は認められなかった。4 山羊の胸腺嚢胞は通常のハッサル小体が大形になり特殊化したものと推測された。本実験において嚢胞は胸腺の年齢的退縮の過程で一時的に存在し,ハッサル小体とともに胸腺機能と密接に関連しているものと思われた。
索引語形態(動物);細胞;ヤギ;萎縮;内分泌;胸腺;退縮過程;機能形態;嚢胞;胸葉;頸葉;頭葉;退縮;存在;山羊
引用文献数13
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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