サイレージより分離した嫌気性芽胞菌の代謝に及ぼす培地のpHと乳酸含量の影響

サイレージより分離した嫌気性芽胞菌の代謝に及ぼす培地のpHと乳酸含量の影響

レコードナンバー273225論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00013929NACSIS書誌IDAN00121352
著者名唐澤 豊
高瀬 能久
木部 久衛
書誌名信州大学農学部紀要
別誌名Journal of the Faculty of Agriculture, Shinshu University
発行元信州大学農学部
巻号,ページ20巻・ 1号, p.117-126(1983-07)ISSN05830621
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抄録サイレージから分離した4種のClostridiumを,pHが4.1,4.9,5.8のように異なる培地あるいは乳酸含量が2.5,5.0,6.7,13.0および15.0%であるサイレージエキス培地に単独接種し,培地成分の経時的な変化を調べることにより,Clostridiumによって起こるサイレージの劣質化と培地のpH,乳酸との関連性について検討した。Cl. scatologenes,Cl. tyrobutyricumあるいはCl. subterminaleを接種した場合,培地のpHが4の時酪酸の産生およびpH値,乳酸濃度の変化はなくアンモニア濃度の増加もきわめて少ない量であった。Cl. butyricumを接種した場合,培地のpHが5であっても酪酸の産生はなくアンモニアの増加もわずかでpH値の変動もなかった。一方培地のサイレージとしてのFlieg氏法による評価の結果は,Cl. butyricumの場合にはpH5でその他の場合ではpH4で質の低下を抑制,遅延させることを示した。培地の乳酸含量が,Cl. scatologenes,Cl. tyrobutyricumを接種した場合は13%以上の時,Cl. subterminaleを接種した場合は15%以上の時,またCl. butyricumを接種した場合は6.7%以上の時,酪酸の産生とpHの変動はほとんどなく乳酸の減少も少なかった。またFlieg氏法による評点は,Cl. butyricumを接種した場合は6.7%以上の乳酸で,その他の菌の場合は13.0%以上の乳酸で,サイレージの質の低下を抑止あるいは遅延することができることを示した。以上の結果から,サイレージのpHが4以下あるいは乳酸含量が13%以上であれば,Clostridiaの発育と代謝を抑制することができるものと思われる。
索引語培地;代謝;サイレージ;水素イオン濃度;細菌(クロストリジウム);乳酸;サイレージ;培地;接種;乳酸;乳酸含量;Clostridium;酪酸;産生;場合;分離
引用文献数14
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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