干ばつ年に生ずる落花生種子の褐変幼芽について

干ばつ年に生ずる落花生種子の褐変幼芽について

レコードナンバー283316論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20009531NACSIS書誌IDAN00142283
著者名井口 慶三
石渡 桂
書誌名千葉県原種農場研究報告 = Bulletin of the Chiba-Ken Foundation Seed and Stock Farm
別誌名Bull. Chiba Found. Seed & St. Farm
千葉原農研報
発行元千葉県原種農場
巻号,ページ5号, p.1-14(1983-03)ISSN03875229
全文表示PDFファイル (39416KB) 
抄録干ばつ年に生産された落花生種子に多く見られた褐変幼芽症状について、予防対策と発生原因について検討を行った。1. 落花生の褐変幼芽は開花期後45日前後に土壌の乾燥が激しいと発生が多く、この時期の30mm程度の灌水は1回だけで明らかな抑制効果が見られた。2. 褐変幼芽を有した種子は胚軸の奇型等の異常発芽が多かった。褐変幼芽率と異常発芽率とは高い相関が見られた。3. 有機質に乏しいと思われる山砂を供試土壌とし、硼素、カルシウム、灌水、品種の4因子の要因実験を行った。硼素と灌水は同時に施用した場合にのみ明らかに褐変幼芽を抑制した。中間タイプ大粒種のナカテユタカにだけ褐変幼芽は見られ、スパニッシュタイプ小粒種のサザンクロスにはほとんど見られなかった。Caの施用効果は見られなかった。4. 幼芽の褐変症状と硼素に対する反応から、褐変幼芽はCoxらのplumule damageと同様な障害と思われた。また種子の異常発芽性から鈴木の潜在的空莢と同一症状であるとも思われた。しかし、Caに対する反応が確認できず、今後Caや硼素の吸収量と灌水量との関係を踏まえて更に検討を要する。
索引語褐変幼芽;灌水;Ca;干ばつ年;硼素;生ずる落花生種子;種子;検討;反応;落花生種子
引用文献数7
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat