Nutrient Film Techniqueの日本における実用化に関する研究 (1)

Nutrient Film Techniqueの日本における実用化に関する研究 (1)

レコードナンバー300349論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016679NACSIS書誌IDAN00142421
論文副題NFTにおけるトマト栽培の給液法
著者名宇田川 雄二
荻原 佐太郎
書誌名千葉県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Chiba-Ken Agricultural Experiment Station
別誌名千葉農試研報
Bull. Chiba Agric. Exp. Stn.
Bulletin of the Chiba Prefectural Agricultural Experiment Station
発行元千葉県農業試験場
巻号,ページ25号, p.113-126(1984-03)ISSN05776880
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抄録実用規模のNFTでトマトを栽培する場合の効果的給液法を検討した。1. NFTにおけるトマトの根へ供給される酸素は,根量が少ないが給液量が多い場合にはチャンネル内での空気中酸素の溶解を含めた培養液中の溶存酸素が主体であった。根量が多いが給液量が少ない場合にはトマトは溶存酸素と空気中酸素を吸収した。2. 連続給液では,根量が少なく液温(根圏温度)が低い場合には,トマトの生育には給液量の違いによる差がなかった。根量が多く液温(根圏温度)が高い場合には,チャンネルの入口部に比べ出口部の生育,収量が劣った。この傾向は給液量が少ないほど顕著であった。1 l/minの給液量で良好な生育,収量を得られたのは入口部から約18株であり,3.6 l/minの給液量では約54株であった。3. 3.6 l/minの給液量では,20mのチャンネルで6段摘心栽培をした54株のトマトの生育,収量に差がなかったこの場合,根はほとんど培養液中に浸漬しており,空気中酸素を直接吸収することは期待できなかった。4. 間断給液ではチャンネル位置によるトマトの生育,収量に差がなかった。5. 根は,高温期には毎時15分間,低温期には2時間ごとに15分間の間断給液によって空気中酸素を直接吸収できた。6. 間断給液によって生育したトマトは根量の増加が抑制され,根の呼吸活性が高くなり,正午頃の葉の蒸散抵抗は高くなるが,1日の吸水量は増加した。7. 間断給液は根量が多くなる長期栽培や高温期の栽培においてより効果的であり,連続給液に比べ収量が20~40%増加し夕方から夜間の根圏温度が低くなり,尻腐果の発生を抑制した。8. 夜間の給液停止は養水分吸収量を16~25%減少させ早期収量は比較的多いが,担果力が弱いため後期収量を減少させた。10. 以上から,トマト栽培における効果的給液法は,チャンネル当たりの栽植株数が少ない場合には1~2 l/minの少量連続給液でよいが,栽植株数が多い場合には間断給液である。
索引語トマト;l/min;根量;生育;収量;給液量;根;空気中酸素;間断給液;給液量が少な
引用文献数16
登録日2011年12月19日
収録データベースJASI, AGROLib

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