ヤクシカ(Cervus nippon yakushimae)における攻撃行動と順位について
レコードナンバー | 372526 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
ALIS書誌ID | ZZ00013929 | NACSIS書誌ID | AN00121352 |
著者名 | 辻井 弘忠 |
書誌名 | 信州大学農学部紀要 |
別誌名 | Journal of the Faculty of Agriculture, Shinshu University |
発行元 | 信州大学農学部 |
巻号,ページ | 24巻・ 1号, p.89-93(1987-07) | ISSN | 05830621 |
全文表示 | PDFファイル (285KB) |
抄録 | 鹿は社会生活を営むことが知られている。鹿を飼育管理する上で鹿同士の攻撃行動を知る必要がある。本報告には全く報告のないヤクシカの攻撃行動および順位について調べた。長野県伊那郡大鹿村にある鹿牧場で飼育されているヤクシカ9頭(雄1,雌5:年齢不明,仔3)を用いた。観察は約0.1haの牧区内で,常に2~3人で10時から16時までの6時間計7回行った。雌ジカ同士における攻撃および威嚇の個体および相手,回数,程度について記録を行った。攻撃のほとんどは群における位置に関するものが主であった。これらの攻撃は上位の者程多く,次位の者がそれに続き,最下位の者ではほとんどない状態で,攻撃は最下位に集中していた。これらからヤクシカの攻撃及び威嚇行動は,直接的な順位関係が存在するものと思われた。また,群における社会的順位はある年齢で確立するものと思われた。 |
索引語 | 行動(生物);反芻動物;社会;哺乳動物;攻撃;ヤクシカ;攻撃行動;Cervus nippon yakushimae;鹿;最下位;度;群;これら;社会的順位 |
引用文献数 | 9 |
登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |