沖縄地方におけるシマグワの栽培学的研究(8)

沖縄地方におけるシマグワの栽培学的研究(8)

レコードナンバー372804論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20008669NACSIS書誌IDAN00366054
論文副題シマグワ伐採後における貯蔵養分の動態
著者名小野 松治
市橋 隆寿
書誌名蠶絲試驗場彙報
別誌名Technical bulletin of Sericultural Experiment Station, Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries
Technical bulletin of Sericultural Experiment Station
蚕糸試験場彙報
発行元農林省蠶絲試驗場
巻号,ページ131号, p.1-8(1988-01)ISSN03853594
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抄録沖縄地方に栽培されている植付け2年目のシマグワについて熱帯農業研究センター沖縄支所の桑園において6月下旬伐採収穫を行い,その後の再生長を15日間隔で5回にわたり枝条構成・収量を調査するとともに,掘取り解体調査を行い,炭水化物含量などを測定した結果,次のようなことが明らかになった。1.シマグワの枝条数は概ね30本前後で推移したが,有効枝はその約60%を占めた。また枝条長は伐採後60日目で約80cmに達し,70日目には2番枝の発生がみられ,総体的には本土桑に比べいわゆる短枝多条型を示した。2.条桑量は伐採後60日目には株当たり851gを超え,葉量割合は30日目以後約55%でほぼ安定したが,80日目では下降する傾向がみられ,一般的に本土桑より劣った。3.再生長に伴う量的変動は,枝・葉に大きく非伐採器官である株幹・根では比較的少なかった。しかし,新鮮・乾物重ともに伐採後60日目から80日目にかけて大きな変化が認められた。4.可溶性糖及びでんぷん等炭水化物含量は,伐採後30日目までは減少するが,その後は増加傾向がみられ,60日目以降は2番枝の発生等もあって再び減少へ転じた。また,可溶性糖とでんぷんについて個々にみると,伐採後その増減をめぐって両者の含量には相反する傾向がみられた。5.以上のことからシマグワを用いて計画的に蚕飼育を行うには,夏秋季の場合その後の生長・収量の面から伐採後70日前後で収穫することが合理的と考えられた。また,シマグワの貯蔵物質は株幹及び根に蓄積され,2番枝の発芽のさいに消費されることが認められ,本土桑と異なり,シマグワの貯蔵器官は株幹及び根であると推定された。
索引語植物生理;沖縄県;クワ科;シマグワ;株幹;根;目;枝;沖縄地方;傾向;行い;再生長;収量
引用文献数10
登録日2011年12月19日
収録データベースJASI, AGROLib

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