繭糸繊度に特徴ある蚕品種の壮蚕飼育条件と繭質との関係

繭糸繊度に特徴ある蚕品種の壮蚕飼育条件と繭質との関係

レコードナンバー372807論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20008669NACSIS書誌IDAN00366054
著者名若林 巳喜雄
水澤 久成
書誌名蠶絲試驗場彙報
別誌名Technical bulletin of Sericultural Experiment Station, Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries
Technical bulletin of Sericultural Experiment Station
蚕糸試験場彙報
発行元農林省蠶絲試驗場
巻号,ページ131号, p.65-78(1988-01)ISSN03853594
全文表示PDFファイル (629KB) 
抄録細繊度または太繊度を目標に育成中の蚕品種を供試し,5齢期の給桑量及び蚕座面積を変えた場合の,蚕の成育及び繭質並びに繭の生産性,繭糸繊度等を調べ,これらの形質に及ぼす飼育条件の影響を検討した。また太繊度品種については,JHの3~5齢期複数回投与またはAJHの5齢期1日間投与による太繊度化の可能性についても検討した。1)細繊度品種の5齢給桑量を20~40%減量すると,1箱当たり収繭量は18~34%,5齢1日1箱当たり生糸量では23~47%減収したが,繭糸繊度は4~11%細くなるに止まった。なお給桑量を減量して繭糸繊度を細くしようとする場合には,蚕座面積はそれに応じて狭くする方が有効であった。2)細繊度品種と普通品種との間で,蚕の成育や繭質及び繭生産性について比較検討した結果,繭の計量形質全般にわたって両品種間に大差なく,収繭量や生糸量などの生産性においても遜色がなかった。3)太繊度品種は,5齢給桑量を10~11%増量すると,繭の計量形質は僅かに増加するが,繭糸繊度は太くならなかった。4)繭糸の繊度曲線は,細繊度品種では最外層から最内層まで緩やかなカーブを描き,5齢給桑量に関係なく品種製を維持した。太繊度品種は最外層から300~400m付近にピークがみられ,以後細くなる山型カーブを示し,5齢給桑量の多少によりその型には若干の違いがみられた。5)3齢,4齢,5齢の各初期にJHを投与または5齢後期にAJHを1日間投与することによって繭糸量を増加させると,繭糸繊度は7~9%太くなり,給桑量を増量する手段よりも太繊度化に役立つものと考えられた。
索引語品質;品種;カイコ;まゆ;生糸;養蚕;繭糸繊度;繭;5齢給桑量;給桑量;太繊度品種;細繊度品種;繭質;蚕品種;蚕;生産性
引用文献数9
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat