サトイモ根腐病の発生生態と防除

サトイモ根腐病の発生生態と防除

レコードナンバー393004論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016679NACSIS書誌IDAN00142421
著者名長井 雄治
竹内 妙子
書誌名千葉県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Chiba-Ken Agricultural Experiment Station
別誌名千葉農試研報
Bull. Chiba Agric. Exp. Stn.
Bulletin of the Chiba Prefectural Agricultural Experiment Station
発行元千葉県農業試験場
巻号,ページ29号, p.125-136(1988-03)ISSN05776880
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抄録1977年に千葉県で初めて確認された新病害,サトイモ根腐病の発生生態と防除法を明らかにするため,発病と品種および被害並びに土壌の温度,水分,pHなどの土壌環境との関係を検討し,併せて,種芋消毒を中心とした防除試験を行った。結果の概要は以下のとおりである。1. 本病は主として高温多湿の催芽床で発生し,根が褐変腐敗し,生育不良となるが,塊茎は腐敗しない。2. 赤芽系および白芽系計9品種の発病状況を調べたところ,すべての品種が感受性があったが,赤芽系のセレベスが最も弱く,八ツ頭は比較的被害が軽かった。3. 露地普通栽培では,通常の畑状態の圃場であれば,連作しても発病は軽微で,減収はほとんど認められなかった。4. 高温多湿の催芽床では,床土が汚染されている場合には,定植時における苗は根がすべて腐敗し,著しい生育不良となった。このような罹病苗でも定植後は徐々に回復に向かったが,収量は健全株の1/2~1/3であった。5. 日平均土壌温度が25~30℃前後の高湿下で,土壌水分(対乾土含水率)が60%前後の飽和に近い場合に最も激しく発病し,50%前後でもかなり激しく発病した。しかし,土壌温度が16~25℃では,土壌水分に関係なく,発病はほとんど認められなかった。土壌pHの影響は著しくなかったが,pH(H2O浸出)7.0以上の場合は発病が若干軽減された。6. メタラキシル剤(リドミル水和剤)とエクロメゾール(パンソイル乳剤)による種芋消毒は,健全種芋ばかりでなく,罹病種芋に対してもすぐれた効果を示し,薬害を生じることがなかった。
索引語発病;高温多湿;催芽床;赤芽系;前後;サトイモ根腐病;発生生態;品種;根;腐敗
引用文献数12
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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