ベンゾイミダゾール系薬剤耐性ナシ黒星病菌の発生推移

ベンゾイミダゾール系薬剤耐性ナシ黒星病菌の発生推移

レコードナンバー393005論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016679NACSIS書誌IDAN00142421
著者名梅本 清作
村田 明夫
書誌名千葉県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Chiba-Ken Agricultural Experiment Station
別誌名千葉農試研報
Bull. Chiba Agric. Exp. Stn.
Bulletin of the Chiba Prefectural Agricultural Experiment Station
発行元千葉県農業試験場
巻号,ページ29号, p.137-147(1988-03)ISSN05776880
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抄録ベンゾイミダゾール系薬剤耐性ナシ黒星病菌が発生した圃場における当該薬剤の使用状況と耐性菌率の推移,耐性菌検定のための病葉採取法,同一病斑上の分生子のベノミルに対する感受性の均一性などについて検討し,以下のような結果を得た。1. 耐性菌検定のために病葉を採取するには圃場全体から均一に採取するのが望ましい。2. 同一病斑上の分生子のベノミルに対する感受性は均一であった。3. ベンゾイミダゾール系薬剤の効果が低下しているナシ園から採取した落葉上の子のう胞子のベノミルに対する感受性は低下していた。4. ベノミル剤の連続散布では3回後には耐性菌率が高まり,6回後では耐性菌率はほぼ100%となった。キャプタン・ベノミル剤の連続散布では耐性菌率はゆるやかに高まった。一方,ダイホルタン剤の連続散布及び薬剤無散布では耐性菌率に特徴的な変化は認められなかった。5. ベノミル剤を年間1または2回防除体系の中に入れて散布をしても同一年度内における耐性菌率は高まることはなく,年度間でも一定の傾向は認められなかった。一方,ベノミル剤を2回とキャプタン・ベノミル剤を2回散布すると耐性菌率は年度内では若干高まり,年度間でも高く推移した。6. ベノミル剤を年間2回以内で他剤と混用または交互に使用すると当該薬剤無散布よりも防除効果は一般に高くなった。一方,現地試験ではベンゾイミダゾール系薬剤の使用を中止して代替薬剤を使用しても当該薬剤を年数回散布する慣行区と同等またはそれ以上の効果があった。7. 場内試験で8年間,現地試験で3年間ベンゾイミダゾール系薬剤の使用を中止したが,耐性菌率はいずれの場合も低下しなかった。
索引語耐性菌率;ベノミル剤;ベノミル;散布;使用;キャプタン;採取;当該薬剤;感受性;低下
引用文献数27
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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