ニンジン斑点病菌によるニンジン根部のしみ症状とその防除

ニンジン斑点病菌によるニンジン根部のしみ症状とその防除

レコードナンバー393006論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016679NACSIS書誌IDAN00142421
著者名村田 明夫
長井 雄治
書誌名千葉県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Chiba-Ken Agricultural Experiment Station
別誌名千葉農試研報
Bull. Chiba Agric. Exp. Stn.
Bulletin of the Chiba Prefectural Agricultural Experiment Station
発行元千葉県農業試験場
巻号,ページ29号, p.149-158(1988-03)ISSN05776880
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抄録千葉県の冬ニンジンの産地である東庄町で連作障害の一つとして直根にしみ症状が発生するようになった。その原因を究明し,併せて対策を検討した。しみ症状は冬を畑で越して春に収穫されるニンジンの直根に発生する。細根痕が横長紡錘形に黒変している。その位置は直根の上位の細根痕に限られている。黒色斑点部からはCercospora属菌が高率に検出された。ニンジンにはCercospora carotaeを病原菌とする斑点病が葉に発生し,当産地においても秋の生育期には地上部に斑点病が発生するので,斑点病との関係を重視した。直根の黒色斑点部に生じたCercospora属菌と葉の病斑に生じたC. carotaeとは形態がほぼ一致し,培養特性もほぼ同様であった。斑点病病斑を生じた葉柄を直根に接触させて接種したところ,低率ながらしみ症状を再現することができた。しみ症状からの分離菌によっては症状を再現することはできなかったが,以上の結果から,ニンジン直根に生じるしみ症状黒色斑点は斑点病菌によって生じる新たな症状である疑いが濃いと考えた。クロルピクリン剤による土壌消毒はしみ症状に対して効果が認められなかった。ポリオキシン剤等の茎葉散布による斑点病防除はしみ症状対策としても有望であった。また厳寒期を前にして行われる土寄せ覆土時にチオファネートメチル粉剤を土壌施薬することも有望であった。
索引語症状;直根;発生;ニンジン;細根痕;斑点病;葉;黒色斑点部;Cercospora属菌;再現
引用文献数9
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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