水稲採種栽培におけるもち品種のうるち化現象(1)

水稲採種栽培におけるもち品種のうるち化現象(1)

レコードナンバー400176論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20009531NACSIS書誌IDAN00142283
論文副題発生機構と現在の対応
著者名鎌形 民子
長谷川 理成
畠山 富治
藤代 淳
書誌名千葉県原種農場研究報告 = Bulletin of the Chiba-Ken Foundation Seed and Stock Farm
別誌名Bull. Chiba Found. Seed & St. Farm
千葉原農研報
発行元千葉県原種農場
巻号,ページ10号, p.13-25(1988-03)ISSN03875229
全文表示PDFファイル (1729KB) 
抄録本県の採種圃において、1980・'84・'85年にもち種子にうるち粒が混入し、審査等で不合格となる事例が発生した。そのため、自然交雑及び自然突然変異の面から、うるち粒混入の実態を調査した。また、自然交雑によってキセニアが発生してしまった場合、圃場での異型株抜き取り、あるいは、比重選によるうるち粒除去の基礎資料を得るため、キセニア株の特性を調査した。1. 自然交雑によるうるち粒混入は、試験を実施した3年間平均で、“オトメモチ”0.173%、“ツキミモチ”0.330%で、各試験とも“オトメモチ”より“ツキミモチ”に混入が多く認められた。2. 自然突然変異によるうるち粒混入は、3年間平均で、“オトメモチ”0.025%、“ツキミモチ”0.007%であった。3. 自然交雑は、もち・うるち品種出穂時の風の影響をかなり受けると推察された。4. 自然交雑と距離との関係は、供試面積が狭小であったため、十分解明できなかったが、うるち品種に近い距離では、もち品種にかなりの高率で自然交雑が起っていた。5. 本試験のキセニア株はヘテロシスを示し、対照もち株と外形的に区別できた。6. 比重1.12~1.13の逆塩水選を行えば、キセニア株、ツキミモチ株に混入したうるち粒は、およそ除去できた。7. もち原採種圃でのうるち粒混入の原因は、自然交雑と自然突然変異があり、主因は、自然交雑によることが明らかになった。そのため、今後採種に当たっては、品種配置・作期のほかに、うるち粒混入防止のための有効な自然交雑防止方法の確立が必要である。
索引語自然交雑;うるち粒混入;キミ;混入;自然突然変異;キセニア株;もち品種;うるち粒;発生;調査
引用文献数27
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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