原蚕の壮蚕用飼料の改善

原蚕の壮蚕用飼料の改善

レコードナンバー400887論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20008669NACSIS書誌IDAN00366054
著者名柳川 弘明
渡辺 喜二郎
中村 匡利
書誌名蠶絲試驗場彙報
別誌名Technical bulletin of Sericultural Experiment Station, Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries
Technical bulletin of Sericultural Experiment Station
蚕糸試験場彙報
発行元農林省蠶絲試驗場
巻号,ページ132号, p.49-61(1988-02)ISSN03853594
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抄録壮蚕用人工飼料の組成改善に当たり,既報のLP飼料で交雑原種を飼育し,その有用性を明らかにするとともに,LP法による新たな飼料組成の設計を試みた。また,得られた産卵成績等から全齢人工飼料育における経済性についても考察した。結果は次のとおりである。(1)LP法により設計された既報のLP-4及びLP-7飼料は摂食性に劣り,そのままの組成では交雑原種の飼育には適さないことが明らかとなった。しかし,これらの飼料に10-20%の桑葉粉末を添加すると蚕の摂食性,繭の計量形質,産卵性は著しく向上した。(2)桑葉粉末を添加したLP飼料の飼育成績並びに産卵成績はLP-4が勝り,LP-7では桑葉粉末20%添加でも不産卵蛾や不受精卵蛾の発生が多くみられた。(3)LP法による飼料組成の設計に必要な一般成分及びアミノ酸,無機物,ビタミン等の含量を測定し,導入が期待される各種飼料素材について栄養素に関するマトリックスを作成した。(4)LP法を用いて桑葉粉末10%を含む壮蚕用飼料(LPY-5)を設計した。本飼料における各種栄養素の含量は制限条件を満たすものであり,飼料中の栄養素含量は計算値と分析値の間で良く一致した。しかし,一部のビタミンについては両者の値が一致しないものがあった。(5)本飼料の乾物価格は310円/kg程度と試算された。また,本飼料を用いた交雑原種の飼育成績並びに産卵成績は比較的良好であり,5齢用飼料として十分に利用が可能であると考えられた。(6)交雑原種1箱を全齢飼料育することに要する飼料費は87,949円と計算され,蚕種売り上げ代に占める飼料費の割合は約10.3%,正常卵蛾1蛾の生産に必要な飼料費は約11.8円と試算された。
索引語飼料;カイコ;養蚕(人工飼料育);LP;交雑原種;LP法;設計;飼料;既報;桑葉粉末;添加;産卵成績;本飼料
引用文献数10
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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