桑における飼料価値の品種間差異

桑における飼料価値の品種間差異

レコードナンバー402536論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20008669NACSIS書誌IDAN00366054
著者名片桐 幸逸
町井 博明
書誌名蠶絲試驗場彙報
別誌名Technical bulletin of Sericultural Experiment Station, Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries
Technical bulletin of Sericultural Experiment Station
蚕糸試験場彙報
発行元農林省蠶絲試驗場
巻号,ページ134号, p.119-128(1988-08)ISSN03853594
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抄録飼料価値の高い桑品種を選定するため,桑の在来品種11,育成品種9,合計20品種を供試し,5齢期の蚕を用いて飼育試験を実施したところ,概要次の結果を得た。1.繭層転換効率(繭層重/食下量)は,在来品種では善蔵及び伊達赤木で高く,新城錦では低かった。また,育成品種ではしんけんもち,しんいちのせ,ときゆたか,みなみさかり,はやてさかりなどで高く,ゆきしらずでは低かった。2.着葉部位別に繭層転換効率をみると下部になるほど,すなわち葉齢が進むほど繭層転換効率が低下する傾向を示したが,この傾向はしんけんもち及びあおばねずみなどの3倍性品種で著しかった。3.桑の収葉量に繭層転換効率を乗じて繭層生産量を求め,この値から計算した単位面積当たりの収繭量と繭層転換効率とに基づき,本試験(茨城県つくば市)における繭の生産性が高い桑品種を選定すると,在来品種では善蔵,育成品種ではしんけんもち及びしんいちのせが摘出された。4.桑葉の窒素含有率と繭層重及び繭層転換効率などとは高い正の相関が認められ,桑葉中の窒素化合物の量の多少が飼料価値を支配しているものと考えられた。また,葉の厚さと飼料価値関連項目との間では,食下量との間に正の,乾物率との間に負の相関が認められ,葉の厚いものは乾物率が低下し,成分含有量が低下するため,必要な栄養を獲得するために食下量が増加するものと思われた。
索引語飼料(飼料価値);品種(品種間差異);クワ;繭層転換効率;しんけんもち;桑;飼料価値;しんいちのせ;食下量;低下;葉;在来品種;育成品種
引用文献数5
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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