超省力壮蚕飼育装置の開発

超省力壮蚕飼育装置の開発

レコードナンバー402540論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20008669NACSIS書誌IDAN00366054
著者名水澤 久成
丸山 長治
山野井 文夫
若林 巳喜雄
書誌名蠶絲試驗場彙報
別誌名Technical bulletin of Sericultural Experiment Station, Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries
Technical bulletin of Sericultural Experiment Station
蚕糸試験場彙報
発行元農林省蠶絲試驗場
巻号,ページ134号, p.191-204(1988-08)ISSN03853594
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抄録主として短繊維用繭を低コストで生産することを目標とし,従来の枠にとらわれずに思い切った発想で,桑葉による壮蚕飼育から上蔟までの作業を担当の飼育規模でも,一人作業の軽労働で実施できる超省力壮蚕飼育装置を開発した。本装置の機構と主な特徴並びに残された問題点の概要は次のとおりである。1)本装置は大別して給桑部,飼育部及び上蔟部からなり,さらにそれぞれの部はいくつかの装置から構成されていて,状桑供給から上蔟までの作業を一体の装置として,自動操作のできる構造となっている。2)本装置の大きな特徴は,飼育蚕座が上下4段のベルトコンベヤからなり,蚕座そのものがベルト上を循環移動する機構となっている。また蚕座の落下を利用して蚕糞だけを別途に収集する機構を備えている。3)状桑を供給後は,直ちに桑扱機で桑葉と枝条に分離して給桑するので飼料価値の低下が少ない上,1回の給桑で蚕座が8回にわたり,ベルトコンベヤから落下または反転する。したがって蚕による桑葉の踏みつけがないので,飼料利用効率の向上が図られる。4)桑扱機で分離された枝条部分は,直ちに細粉化されるので労働面で問題の多い廃状処理作業は不用となり,さらにオガ粉は蚕糞とともに副産物利用面でも期待できる。5)改造後の飼育試験(春蚕期)の結果は,桑葉及び蚕座の流れはスムーズで,蚕や蚕糞の装置外への落下もほとんどなく,幼虫の成育は順調であった。しかしながら,化蛹歩合,繭質等においては,なお若干の問題点を残しており,今後さらに改善すべき措置と検討の必要性が残されている。
索引語装置;省力;自動化;養蚕;上蔟;給桑;桑葉;ベルトコンベヤ;装置;蚕;蚕座;機構;落下;蚕糞
引用文献数4
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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