3眠蚕及び生理活性物質投与3眠化蚕の発育特性

3眠蚕及び生理活性物質投与3眠化蚕の発育特性

レコードナンバー402541論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20008669NACSIS書誌IDAN00366054
著者名小境 泰典
水澤 久成
書誌名蠶絲試驗場彙報
別誌名Technical bulletin of Sericultural Experiment Station, Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries
Technical bulletin of Sericultural Experiment Station
蚕糸試験場彙報
発行元農林省蠶絲試驗場
巻号,ページ134号, p.205-221(1988-08)ISSN03853594
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抄録絹の新規用途拡大の一環として,極細繊度絹糸の生産を目的として,3眠蚕ならびに生理活性物質の投与による3眠化蚕の成育,繭質及び繭生産性ならびに3眠蚕における4眠蚕分離要因とその防止法について検討した。得られた結果の概要は次のとおりである。1)3眠蚕品種は4眠蚕品種に比べて,繭の計量形質や繭生産性はかなり低く,掃立1箱当たりの収繭量は春蚕期で70%程度にすぎず,ことに人工飼料育で低かった。しかし,終齢用桑1トン当たりの収繭量では逆に多く,給桑経済面からみれば3眠蚕が有利であった。2)3眠蚕品種からの4眠蚕の分離は初秋及び晩秋蚕期に高率で,ことに1齢用桑を極端に硬葉にした場合および人工飼料にした場合に顕著で,4眠蚕分離の原因は1齢期の飼料条件が大きく関与していることがわかった。この分離防止法として,3齢期桑付けから2日間,AJHの200~300ppmを経口投与する方法が有効であった。3)AJH投与による3眠化蚕は,3眠蚕品種に比べて繭生産性は劣るが,人工飼料摂食性は良く,4眠蚕分離等の問題はなく,繊度も人為的にかなり制御できるなどの利点もあることから極細繊度繭糸を得る手段として効果的であった。AJH投与の3眠化蚕の4齢期起蚕時及び24時間目にJHAを経皮投与することにより,繭生産性が向上した。4)3眠蚕品種は4眠蚕品種に比べて繭の生産性はかなり低いが,繭糸繊度は3蚕期を通じて常に1.5d内外と極めて細く,また繊度偏差も小さいことから,特殊用途用として有望であると考察した。
索引語発育;カイコ;休眠;生理活性物質;品種;投与;繭;蚕;生産性;収繭量;計量形質;掃立;春蚕期;人工飼料育
引用文献数24
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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