弱毒ウイルス利用によるピーマンモザイク病防除法の実用化

弱毒ウイルス利用によるピーマンモザイク病防除法の実用化

レコードナンバー421073論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016679NACSIS書誌IDAN00142421
著者名村田 明夫
井上 満
長井 雄治
書誌名千葉県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Chiba-Ken Agricultural Experiment Station
別誌名千葉農試研報
Bull. Chiba Agric. Exp. Stn.
Bulletin of the Chiba Prefectural Agricultural Experiment Station
発行元千葉県農業試験場
巻号,ページ30号, p.81-89(1989-03)ISSN05776880
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抄録タバコ・モザイク・ウイルス-トウガラシ系(TMV-P)によるピーマンモザイク病の防除を目的として作出された弱毒ウイルスC-1421の実用化を検討した。1. 大量の苗に対する噴霧接種法は50倍液をm2当り1 lの割合でカーボランダムとともに高圧噴霧する方法が感染率が高かった。トマトの弱毒ウイルスL11Aで行われている100倍液の噴霧接種では感染率が低かった。2. カーボランダム法を現場で行う場合は,綿棒利用の100倍液接種の方法が能率的で十分に実施可能であった。3. C-1421を野栄町の促成栽培で4ヵ年にわたって試用し,営農規模の栽培に及ぼす影響を調査したところ,低温期に新葉に軽いモザイク症状を呈する株が見られたが,栽培上支障を来すことはなかった。4. C-1421を接種すると草丈が若干低くなり生育抑制が認められたが,後にはほぼ回復した。軽いモザイク症状も生育が旺盛になると目立たなくなった。5. 無接種に比較しC-1421接種では収穫末期の果実の黄斑が軽微で上物率が高かった。6. 供試したハウスは多くは臭化メチル剤により土壌消毒ずみであったが,消毒されていないハウスでは3月以降無接種区にTMV-Pによる発病株が見られたので,C-1421の防除効果が認められた。7. 接種により収量減となる場合もあったが,臭化メチル剤による土壌消毒に頼らないTMV-P対策としてC-1421の利用は十分に実用性があると考えられた。
索引語TMV;接種;実用化;方法;感染率;モザイク症状;ハウス;臭化メチル剤;弱毒ウイルスL11A;栽培
引用文献数12
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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