キボシカミキリによる桑被害量の成虫脱出孔数による推定

キボシカミキリによる桑被害量の成虫脱出孔数による推定

レコードナンバー431232論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00010476NACSIS書誌IDAN10114240
著者名伊庭 正樹
塩川 晴寿
書誌名蚕糸昆虫研究
発行元農林水産省蚕糸・昆虫農業技術研究所
巻号,ページ1号, p.63-69(1989-09)ISSN09152660
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抄録キボシカミキリ幼虫による生育中の桑樹の被害,とくに桑収量への影響を概括的に知る被害査定法を作出するために,樹齢約10年のしんいちのせ及び一ノ瀬の両桑品種を用いて成虫脱出孔数の多寡と収葉量との関係ならびに枝条構成要因の検討を行い,次の結果を得た。1. キボシカミキリの成虫脱出孔数の多少と収葉量との間には密接な関連性が認められ,しんいちのせ及び一ノ瀬の両桑品種とも収葉量は脱出孔が株当たり1~2個以上存在すると明らかに減少し,3~4個で約30%またはそれ以上,5~6個でほぼ半減することがわかった。このことから脱出孔数を指標に桑樹の被害量を概括的に査定できると考えられた。2. 成虫脱出孔数の増加に伴って顕著な影響がみられたのは枝条数及び総条長,次いで株重量であり,また,逆に影響が少なかったのは最長枝条長及び株径であった。この傾向はしんいちのせ及び一ノ瀬の両桑品種でほぼ同様に示され,成虫脱出孔数の増加に伴う収葉量の減少は,直接的には枝条数,総条長の減少と株重量の軽減が大きく関与していた。なお,しんいちのせ及び一ノ瀬の両品種を通じて,枯死株の約75%で7個以上の脱出孔が確認された。
索引語カミキリムシ科;クワ;病虫害
引用文献数5
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

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