ユズ苗木生産における優良母樹の選定

ユズ苗木生産における優良母樹の選定

レコードナンバー441348論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20009531NACSIS書誌IDAN00142283
著者名佐瀬 利男
石橋 寛己
書誌名千葉県原種農場研究報告 = Bulletin of the Chiba-Ken Foundation Seed and Stock Farm
別誌名Bull. Chiba Found. Seed & St. Farm
千葉原農研報
発行元千葉県原種農場
巻号,ページ11号, p.10-17(1989-03)ISSN03875229
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抄録ユズ苗木の生産を行うための優良母樹を選定する目的で、徳島県及び千葉県内より10系統を収集し、1978年から'89年までの10年間比較検討した。その結果、以下のようなことが明らかとなった。1. 結実性は、“山根2号”、“山根3号”、“岩川”の3系統が早く、5~6年生樹から結実し始め、他の系統は遅く8年生樹から結実した。2. 隔年結果性は、“木頭2号”、“岩川”、“岸”の3系統が強く、“山根2号”、“山根3号”がやや弱い傾向であった。3. とげの発生は、若令樹では数が多くまた長かった。しかし、樹令が進むと数が減少し、長さも短くなった。系統間の比較では、“船戸”、“木頭2号”、“山根2号”が発生が少なく、長さも短かった。4. 収量は、“木頭2号”、“岩川”の2系統が果数、収穫重量とも多く、“岸”、“山根2号”、“山根3号”がそれに次いだ。5. 1果重は、年次によって異なるが、平均すると“山根2号”が130g以上、“岩川”が120g以上と重く、大果であった。これに対し、“佐々木”、“船戸”は50g前後と軽く、小果であった。6. 香気は、“船戸”、“佐々木”の2系統は本来のユズとは異なった香気を示し、商品性の点で問題があると考えられた。7. かいよう性こはん症の発生は、“岩川”、“山根2号”、“山根3号”、“船戸”、“佐々木”の各系統が少なかった。8. ステムピッティング病の発生は、“佐々木”、“山根3号”では全くみられず、“船戸”、“山根2号”“岸”、“岩川”でも比較的少なかった。しかし、“土橋”では顕著な発生であった。9. 本試験結果から総合判定すると、“山根2号”、“山根3号”、“岩川”の3系統が有望な系統と思われた。
索引語岩川;発生;船戸;佐々木;岸;優良母樹;選定;結実;長さ;香気
引用文献数5
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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