千葉県の農業用河川における水質の実態と推移

千葉県の農業用河川における水質の実態と推移

レコードナンバー482473論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016679NACSIS書誌IDAN00142421
著者名金子 文宜
森川 昌記
高崎 強
書誌名千葉県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Chiba-Ken Agricultural Experiment Station
別誌名千葉農試研報
Bull. Chiba Agric. Exp. Stn.
Bulletin of the Chiba Prefectural Agricultural Experiment Station
発行元千葉県農業試験場
巻号,ページ32号, p.55-63(1991-03)ISSN05776880
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抄録農業用に利用している県内の河川および湖沼の中から13河川1湖沼を選定し,1977年から1989年にかけて水質の実態調査を行い,その結果を水質汚濁の推移と水質化学的平衡関係の2つの観点から解析し,以下の知見を得た。1. 水質汚濁に関係する分析項目では,アンモニア態窒素は小糸川,印旛沼および小櫃川で,硝酸態窒素は鹿島川および椎津川を除く全ての調査河川で,全窒素は作田川,小糸川,小櫃川および鹿島川で,全リンおよびCODは小糸川で濃度の上昇傾向が認められた。2. 本県の農業用河川の水質を1960年における全国および関東地方の河川水質と比べると,主要4種のカチオン濃度はいずれも高い値であった。特に,ナトリウムは,最高で20倍と高濃度であった。アニオンでは,塩素が特に高く3~30倍,硫酸態硫黄は1~2.5倍であった。ケイ素は同等またはより低い値を示した。3. 調査河川水のpHは7.39~8.10の間にあり,溶存炭酸イオンおよびカルシウムイオンの活動度は,pHの上昇に伴って,炭酸カルシウムの溶解平衡に近づいた。これらから,各河川のカルシウムの天然供給量の違いが明らかとなった。4. 調査河川のケイ素濃度は,6.8~11.0mg/lであり, Tridymiteの平衡には過飽和であった。印旛沼のケイ素濃度は3.7mg/lであり,その活動度はTridymiteの平衡に未飽和であった。このことから,印旛沼におけるケイ素の天然供給量が少ないことが説明された。
索引語水質;Tridymite;平衡;印旛沼;農業用河川;推移;河川;ケイ素;水質汚濁;上昇
引用文献数12
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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