鹿児島湾奥部海域の中層低酸素現象について

鹿児島湾奥部海域の中層低酸素現象について

レコードナンバー530425論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20005598NACSIS書誌IDAN00040498
著者名日高 富男
島津 誠一郎
九万田 一巳
書誌名鹿兒島大學水産學部紀要 = Memoirs of the Faculty of Fisheries, Kagoshima University
別誌名鹿児島大学水産学部紀要
発行元鹿兒島大学水産學部
巻号,ページ40巻・ p.59-81(1991-12)ISSN0453087X
全文表示
抄録鹿児島湾奥部海域における特徴的な中層底酸素水塊の発生機構を知る一環として、現場海域で透明度、水温 塩分濃度、溶存酸素量、pHの分布を1985年から1987年にわたって調査した。その海域において、9月から10月にかけて水深10?50m層に低酸素水塊(DO、4ppm以下)が現れた。その時期は循環期の初期、表層混合が始まる頃であり、その深度は表層混合層の底層部に相当する深さであった。その頃、海水の環境条件のうち表層海水の水温は24℃以上、塩分32‰以下、細菌細胞数10 3cfu/ml以上であって、それらの条件は中層低酸素現象の発生を予知する指標となろう。陸水の流入やプランクトンの繁殖等によって有機物濃度が増した表層混合層で、細菌が増殖して周辺海水中の酸素を消潰する。水深10m以浅くらいでは大気からの酸素の供給によって補償されるが10m以深では酸素の補給がとどかず、表層混合層の底層部に相当する深度で低酸素水塊を生ずるものと考えられる。
索引語鹿児島県;環境;細菌;酸素;海域;港湾;地形;欠乏
引用文献数13
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat