PVP-I注入による後分娩乳牛の早期生殖機能の回復

PVP-I注入による後分娩乳牛の早期生殖機能の回復

レコードナンバー551975論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00013929NACSIS書誌IDAN00121352
著者名山本 静二
辻井 弘忠
橋爪 一善
書誌名信州大学農学部紀要
別誌名Journal of the Faculty of Agriculture, Shinshu University
発行元信州大学農学部
巻号,ページ33巻・ 1/2号, p.19-26(1996-12)ISSN05830621
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抄録後分娩乳牛の子宮内にPVP-Iを注入することによる,後分娩の生殖機能早期回復促進効果と卵胞の発育との関係を検討するために,牛乳および血清中のプロジェステロン,血清中のインヒビンおよび卵巣所見を調べた。その結果,牛乳中のプロジェステロン値と血清中のプロジェステロン値との間には正の相関が見られた。一方,血清中のインヒビンは血中および牛乳中のプロジェステロンと負に相関し,いずれも卵巣の変化をよく反映していた。分娩後10日にPVP-Iを子宮内に注射すると8頭のうち6頭が分娩後30日以内に生殖機能を回復した。即ち,PVP-Iを子宮内に注入することにより黄体化が始まり,血中のプロジェステロンが上昇し,血清中のインヒビンが減少した後,卵胞が発育,排卵する傾向が見られた。これらPVP-I注入群8頭の分娩後の受胎日の平均は54.1±9.4日で,PVP-I注入によって有意に分娩後の受胎日が短縮された。一方,対照の乳牛には,黄体・卵胞の発育がみられたが,排卵はみられず,60頭の分娩後の受胎日の平均は90.0±32.7日であった。これらのことからPVP-I注入により分娩後の子宮修復ならびに黄体形成が促進され,生殖機能が早期に回復することが判明した。
索引語分娩後;プロジェステロン;インヒビン;I注入;回復;子宮内;卵胞;発育;注入;生殖機能
引用文献数11
登録日2011年12月08日
収録データベースJASI, AGROLib

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