野辺山高原における放牧・採草とその停止による草地景観管理の考察(1)

野辺山高原における放牧・採草とその停止による草地景観管理の考察(1)

レコードナンバー571065論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00013929NACSIS書誌IDAN00121352
論文副題放牧停止及び再放牧による草地の変化
著者名馬場 多久男
伊藤 精晤
書誌名信州大学農学部紀要
別誌名Journal of the Faculty of Agriculture, Shinshu University
発行元信州大学農学部
巻号,ページ34巻・ 2号, p.59-66(1998-03)ISSN05830621
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抄録草地景観は採草・放牧の利用が停止することにより植生遷移が進行し,森林へと変化して行く。農家の原野利用と家畜飼育の戦後の急速な推戴は広く見られていた草地景観を喪失させた。一方,観光利用が増大した地域では八ヶ岳山麓を例に取るように放牧地の草地景観は観光資源として新たな価値を見出している。信州大学野辺山施設は八ヶ岳山麓の一角にあり,放牧・採草,原野の草地景観が見られ,数年前より,放牧停止による草地景観の変化が見られる。ここで,放牧と放牧を停止した草地景観の変化と草地景観の適切な管理を検討するための実験的放牧を行い,植生調査を行った。この結果,牛の過放牧による在来草地の構成種の衰退が見られた所は,放牧の停止により在来草地の構成種の回復が見られたが,裸地化した所では帰化植物が繁茂し,在来草地の植生の回復はあまり進まない状態が把握された。放牧停止により変化の生じた草地に羊を再放牧することによって繁茂した帰化植物から被食され,放牧が帰化植物の繁茂を抑制することが把握された。同時に,適正な放牧によって安定した装置の植生を比較することによって,家畜導入による草地景観管理のための基礎を明らかにした。
索引語放牧;草地景観;変化;停止;採草;放牧停止;在来草地;帰化植物;繁茂;草地景観管理
引用文献数4
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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