千葉県における主要農耕地土壌の実態と変化

千葉県における主要農耕地土壌の実態と変化

レコードナンバー580131論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016679NACSIS書誌IDAN00142421
論文副題この15年間の解析
著者名安西 徹郎
篠田 正彦
八槙 敦
戸辺 学
在原 克之
渡辺 春朗
書誌名千葉県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Chiba-Ken Agricultural Experiment Station
別誌名千葉農試研報
Bull. Chiba Agric. Exp. Stn.
Bulletin of the Chiba Prefectural Agricultural Experiment Station
発行元千葉県農業試験場
巻号,ページ39号, p.71-86(1998-03)ISSN05776880
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抄録5年ごとに定点を調査する土壌環境基礎調査の3巡目までの調査結果から,千葉県におけるこの15年間の農耕地土壌の実態と変化について明らかにした。1. 水田では作土深が12.7cmとなり,大幅に浅くなった。pH(H2O)の低下,全炭素,交換性カルシウムおよびマグネシウム含量の減少と可給態窒素含量の増加がみられ,本県水田が引き続き乾田化方向にあることが示唆された。一方で,湿田化方向にある水田も増加した。2. 普通畑ではpH(H2O)の低下,可給態窒素およびリン酸含量の減少,交換性カルシウム,マグネシウムおよびカリウム含量の減少がみられ,硝酸態窒素含量も少なかった。しかし,土壌診断基準からみれば,改善される方向にあった。3. 野菜畑では作土深が増大し,交換性カルシウムおよびマグネシウム含量が増加した。しかし,可給態リン酸および交換性カリウム含量は減少または横ばいとなり,土壌蓄積が鈍化した。4. 飼料畑では作土深,仮比重,ち密度および固相率が経時的に高まった。また,pH(H2O)は上昇し,可給態窒素,リン酸および交換性カリウム含量が増加した。これら成分の増加は家畜ふん尿を主体とする有機質資材の施用によるところが大きかった。5. 樹園地では経時的に作土深が深くなったが,ち密度は低下した。土壌蓄積が続いていた各種成分は可給態リン酸を除いて減少した。これは施肥基準に沿った施肥が反映したものと考えられた。6. 野菜施設では交換性カルシウム含量が増加したが,肥料および有機質資材が最も多く施用されたため,多量の硝酸態窒素が残存して, pH(H2O)は低下した。一方,全炭素,全窒素および可給態リン酸含量は減少した。これは客土あるいは深耕が行われたためであった。7. 花施設ではpH(H2O)が6.8で,土地利用別では最も高く,全炭素,全窒素,交換性カリウムおよび可給態リン酸含量が増加するなど,各種成分の蓄積が進んだ。これは野菜施設と同様,肥料および有機質資材の施用量が多いことによった。
索引語作土深;増加;減少;全炭素;交換性カルシウム;低下;マグネシウム含量;可給態窒素;可給態リン酸;交換性カリウム含量
引用文献数21
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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